コラム June 20, 2019

今年の猛暑は寝具の工夫で乗り越える!冷却シートは使うべきではない?

毎年、夏になると飛ぶように売れるのが、布団に敷いて使う冷却シートです。 ヒンヤリしたジェル状のマットがカラダの熱を吸収して、暑い夜も寝つきをサポートして くれます。
しかし、あまり知られていないデメリットもあり、冷却シートが原因で睡眠障害を引き起 こすこともあるんですよ。 shutterstock_342869834

夏の不眠はストレス増大につながる

寝苦しい夜が続く夏シーズンに便利なのが、ひんやりした寝心地を提供してくれる冷却シ ートです。 マットレス全体に敷いてその上で眠れば、寝つきがよくなりますし、心地よさが心身をリ ラックスさせてくれます。
しかし、ほとんどの冷却シートは、体温を吸収したら熱がこもり始め、寝具環境を悪化さ せてしまうのです。
ちなみに、ジェル式の冷却シートの多くが、このタイプに該当します。 ほかにも、特殊な素材でカラダを冷却するシートも登場していますが、問題は吸・放湿性 が低いことです。
カラダの熱をある程度吸収すると、寝具内は高温・多湿の状態に変化しますから、わたし たちは汗をかくようになります。 この水分を冷却シートが吸収できないと、湿度がどんどん上がっていき、快眠とは程遠い 寝具環境になってしまうのです。 shutterstock_1045009936

通気性のいいマットレスと一緒に使いたい寝具

このような特徴がある冷却シートを使うのであれば、まずは敷寝具そのものの通気性や、 吸・放湿機能を見直しましょう。
陰干しなどのケアをしても、ジメジメした状態が改善しないとか、表面を手で押した後、 形状がもとに戻らないようでしたら、快眠をサポートする機能が著しく低下していると考 えられます。
寝具にも寿命がありますし、これまでケアをこまめに行なっていなかったら、機能低下は かなり進んでいるかもしれません。 機能が低下している寝具を使い続けていると、睡眠の質は下がっていく一方ですから、高 い通気性と吸・放湿性、寝心地の良さをサポートする適度な反発力を持った、高機能マッ トレスに買い替えてみてはいかがでしょうか。 shutterstock_1062915941 さらにおススメなのは、マットレスに麻のシーツを敷くこと。
朝は冷却シートのようなヒンヤリ感を与えてくれると同時に、汗を瞬時に吸い取る機能に 優れていますから、新しいマットレスと一緒に使ってみてください。 ついでに、パジャマも同じ麻素材にすると、快眠度はさらにアップすることが期待できま すよ。