コラム June 01, 2019

薬局の睡眠薬を服用する時の注意!副作用を知らないと事故につながる?

最近は、病院に行かなくても、ドラッグストアで睡眠薬が手に入るようになりました。
飲むだけで不眠の悩みが解消するため、利用者もかなり増えているようですが、その一方 で症状の悪化や事故につながるというケースも。 不眠が続いたら、なるべく早く専門医に診てもらうべきですが、やむを得ない事情がある 時は、本記事を参考に服用時の注意点を抑えておいてくださいね。 shutterstock_696962812

車の運転は翌日もなるべく避けるべき

ドラッグストアで販売されている睡眠薬は、寝つきの悪さや浅い眠りを改善するために飲 む、「睡眠改善薬」です。
病院で処方されている薬より、比較的作用は弱いですが、人によっては翌日に眠気を感じ たり、ふらついたりと、副作用が出ることも。
服用時の注意点は、薬のパッケージにも記載されていますが、薬を飲んだ後はもちろんの こと、翌日の夕方ぐらいまで判断力などが低下することがありますので、車の運転は避け るようにしましょう。
事故によって自分だけでなく、他人を傷つけてしまう可能性がありますから。 shutterstock_451805533

睡眠改善薬の常用は危険!

あまり知られていない事実なのですが、睡眠改善薬は数日程度の不眠症状を“改善”する 目的で服用するための薬で、長引く不眠を治すために飲むものではありません。 ですから、睡眠障害が1週間以上続いているようなケースでは、睡眠改善薬の服用は薬の パッケージなどに記載されている使用期間(通常は2~3日)を上限として、心療内科や精 神科できちんと診察を受けるようにしましょう。 shutterstock_1055759030 健康保険組合の調べでは、睡眠薬で治療を始めた方の約8割は、3カ月以内に不眠が改善さ れているそうです。
早めの受診が睡眠だけでなく、生活の質アップにもつながりますから、忙しい方も時間を 作って病院やクリニックに足を運んでくださいね。