コラム August 19, 2019

正しい寝具ケアが美肌に?今すぐ実践したいアンチエイジングとは?

女性なら誰もが気になる、シミや肌のたるみ、乾燥といった肌トラブル。

人間の肌は年齢を重ねるにつれて生命力が低下する以上、老化は避けられませんが、生活環境に問題があると、肌が衰えるスピードが上がってしまいます。

その要因の1つとして挙げられるのが、毎晩使っている寝具なのです。

“深い眠り”は最高の美容液!

どんなに高価なスキンケアアイテムを使って、毎日アンチエイジングに精を出していても、生活習慣が乱れていたらすべてムダになってしまいます。

睡眠不足はその最たるものです。

眠っているあいだは、新しいお肌への入れ替わりや、老廃物の排出が進みますから、睡眠時間が少なくなれば肌に不純物がたまっていき、それがさまざまな肌トラブルを引き起こします。

また、紫外線やストレスも肌老化を促しますが、これらのダメージを軽減して肌を活性化するのも、やはり睡眠なのです。

スキンケアも重要ですが、これは肌の外側からのアンチエイジングにすぎません。

細胞を活性化するには、1日6~8時間の睡眠時間を確保し、朝まで目が覚めない“深い睡眠”をとるようにしましょう。

深い睡眠に不可欠な寝具の機能とは?

毎日たっぷり睡眠をとったとしても、浅い眠りの割合が多くなり、深い睡眠が得られない日が続くようでは、理想的なアンチエイジングは実現できません。

美肌に欠かせない「成長ホルモン」の分泌は、深い眠りに入った時に活性化しますので、睡眠環境には気を配りたいものです。

とくに注意したいのは、寝具の湿度や反発力。

寝ている間にかく汗は、敷寝具や枕に移っていきますから、その水分をしっかり放湿できないと湿度が上昇し、夜中に何度も目が覚めてしまいます。

また、へたった布団や枕を使っていると寝返りが打ちにくくなり、カラダの圧力が一か所に集中して、眠りが浅くなってしまうのです。 もし、今使っている敷布団や枕が、このような状態になっていたら、アンチエイジングはもちろんのこと、快眠を守って健康生活を続けるためにも、新しい寝具に買い替えましょう。

通気性や吸・放湿性にすぐれ、適度な反発力があるマットレスや枕を使うと、今までにない快眠が得られて、お肌の調子がグンとアップするかもしれませんよ!


(監修:精神科医・内科医 豊田早苗医師)