コラム November 07, 2018

寝やすくなった秋の環境変化に注意!季節の変わり目に不眠になる理由

暑い8月を何とか乗り切って、残暑が残った9月も終了。

10月になって気温がガクンと下がり、夏の熱帯夜とは比べものにならないぐらい寝やすい季節になりましたが、こうした季節の変わり目は、不眠になる人が多いこと、みなさんはご存知でしたか?

日照時間が短いと睡眠リズムが乱れる

私たちの眠りをコントロールしている睡眠ホルモン「メラトニン」は、太陽光を浴びることで生成されるセロトニンから作られます。

しかし、夏は日照時間が長いですが、秋になるとエリアによっても変わってきますが、夏シーズンの3分の2ぐらいに減少するのです。

この変化によって、体内で生成されるセロトニンの量が激減して、夜の眠気を発生させるメラトニンが不足しやすくなります。

その結果、寝つきが悪くなる人が増えますし、気分の落ち込みや倦怠感の継続など、さまざまな不調が発生しやすくなるのです。

意識して日光浴を行なうのが解決の近道

涼しくなったのに、仕事や家事の効率が上がらない、やる気が起こらないとお悩みの方は、日光浴の時間を少し長くしてみましょう。

朝は少し肌寒いぐらいの気温になりますが、セロトニンの分泌を正常に戻すためにも、10分ぐらい自宅周辺を散歩するのがおすすめ。

気分も向上してゆき、ストレス解消も進みますよ。

また、食生活では、セロトニンが作られるために必要なアミノ酸である「トリプトファン」を、乳製品や大豆製品などから摂ることを心がけてください!

睡眠のリズムが戻ったら、朝の散歩だけでなく、軽いジョギングやサイクリングなどの有酸素運動も生活に取り入れれば、季節の変わり目である秋もグッスリ眠れて、冬に備えた健康づくりがかなうことでしょう。