コラム September 04, 2019

【寝具の防臭・抗菌機能の重要性】防臭スプレーは避けたほうがいい?

布団に入ると枕や敷布団から嫌なニオイがして、それが原因で寝つきが悪くなることがあります。

寝具には、寝ている間にかく汗だけでなく、皮脂や古い角質など、さまざまな老廃物が入り込んでいくんです。

さらに、汗はアンモニア臭を発生させますし、カビが繁殖したらその刺激臭も加わります。

こうした睡眠環境の悪化を防ぐために必要なのが、寝具の防臭・抗菌機能なのです。

防臭スプレーで肌トラブルが起きることも?

わたしたちの生活は、さまざまなニオイであふれています。

アロマなどは心身をリラックスさせてくれますが、“悪臭”はストレスとなり、眠りを妨げる要因となるのです。

その代表格として挙げられるのが、寝具に染みついたニオイ。

毎晩かく汗は、肝機能が低下しているとアンモニアの含有量が多くなり、これが布地に移って継続的に悪臭を放ちます。

また、カラダから移った皮脂などが微生物に分解されることでも、ストレスとなるニオイは増えていくのです。

このようなトラブルを解消するには、防臭スプレーを使うのが手っ取り早いですが、寝具を痛めてしまう可能性がありますし、敏感肌の方でしたら、アレルギー反応が発生して眠りが妨げられてしまうこともあるんですよ。

枕は洗えるタイプを使うのがおすすめ

そこで、みなさんにおすすめしたいのが、あらかじめ防臭・抗菌加工が施された寝具の使用です。

健康リスクが高まるような化学物質は使わず、竹炭(炭化させた竹)など臭いを吸着させる自然成分を利用した寝具であれば、安心して眠れます。

また、洗濯機で丸洗いできる枕であれば、陰干しでは落としきれない汚れがしっかり落とせますので、睡眠環境の衛生度はグンとアップ!

同じ悪臭を毎日のようにかいでいると、鼻が慣れてしまって気にならなくなることもありますが、快眠には百害あって一利なしです。

本記事を参考にして、心地よい眠りに誘ってくれる、防臭・抗菌機能に優れた寝具を探してみませんか?


(監修:精神科医・内科医 豊田早苗医師)