コラム September 24, 2019

【夜中にトイレで目が覚める人の快眠対策】ポイントは照明の工夫!

疲れやストレスをしっかり回復させて、翌日も活動的な1日を送るには、眠りについたら朝まで目が覚めない睡眠を得る必要があります。

しかし、夜中にトイレに行きたくなって目が覚めてしまうと、深い眠りが妨げられて、朝起きた時から疲労を感じてしまうことも。

こんなお悩みを抱えている方は、本記事を参考に、お手軽な快眠対策を講じてみてください。



夜中に目が覚めたら光の刺激を避けるのが基本

睡眠中は脳も活動を一時的に停止し、1日の生活でたまった疲労を解消すると同時に、ストレスへの対応力を高めています。

しかし、外部からの刺激を受けると脳が覚醒状態になり、目が覚めて深い眠りが得られなくなってしまうことも。

その代表格として挙げられるのが、光の刺激です。

尿意を感じて目が覚めて、トイレに行った後に布団に入ると、目がさえてしまっていることって、ありますよね?



こうしたトラブルを避けるのに効果的なのが、フットライトの使用です。

足元だけを照らす灯りを使えば、脳への刺激は最低限に抑えられます。

そして、トイレの中ではなるべく目を閉じて、光の刺激を目から受けないようにすれば、再び深い眠りにつけるようになりますよ。

トイレで目が覚める原因も考えるべき!

そもそも睡眠中には、尿意の発生を抑えるホルモンが分泌されるので、トイレに行きたくなって目が覚める頻度は低くなります。

それにも関わらず、毎晩トイレで目が覚める方は、生活習慣を見直してみましょう。

・寝る前に、冷たい水を飲んでいませんか?
・利尿効果が高まるカフェインを、夜になっても摂取していませんか?
・寝酒の習慣がありませんか?


また、年齢を重ねるとホルモンの分泌量が減り、尿意が発生しやすくなる傾向にありますので、上記に挙げた習慣は避け、布団に入る前にトイレに行くようにしましょう。

ただし、夜中にトイレに行きたくなることを避けるために、寝る前の水分補給を避けることはNGです。

わたしたちは寒い冬でも睡眠中に汗をかきますから、カラダが水分不足になると命にかかわる病気を引き起こすこともあります。

冷たい水ではなく、常温、もしくは、温かい白湯を飲めば膀胱を刺激することはありませんので、こうした水分対策もお忘れなく!

(監修:精神科医・内科医 豊田早苗医師)