コラム October 16, 2019

【冷えが原因で発生する腰痛の見分け方】寝具環境で悪化することも?

腰痛の原因はさまざまですが、この時期に増えるのが、冷えが原因で発生するタイプ。

気温が下がったり、下半身が冷えたりすると筋肉が緊張して、痛みを増幅させます。

こうしたお悩みを抱えている方は、すぐに敷布団の見直しを行ないましょう!



まずは痛みが発生した後に患部を温めてみる

わたしたちの腰には、上半身の重さが常にかかっており、その状態でしゃがんだり、曲げたりと、さまざまな姿勢をとります。

この重さに耐えられなくなった時に、カラダの危険信号として発生するのが腰痛なのです。

痛みは重いものを持つ、腰をひねるといった動作をしたときだけでなく、カラダが冷えたときにも感じることがあります。

ちなみに、患部をカイロなどで温めるとか、お風呂のお湯に浸かるなどすると痛みが和らぐ場合は、冷えがきっかけで腰痛が起きていると考えられるのです。

このタイプの腰痛を抱えている方は、普段からカラダを冷やさないようにすることが重要であるのはもちろんのこと、寝具の見直しもしたほうがいいでしょう。

ポイントは、敷布団の体圧分散力と通気性の2つです。



寝心地だけで寝具を選ぶと腰痛が悪化?

わたしたちは敷布団を選ぶ時、寝心地のよさを優先しがちです。

しかし、感触がいいだけで、体圧をしっかり分散できるつくりになっていないと、寝ているうちに腰が沈み込み、強い圧力がかかってしまいます。

また、通気性悪い寝具だと、汗で発生した水分がカラダにまとわりついて、これが蒸発するときの気化熱で腰が冷えてしまうのです。

このような寝具環境で寝ていると、腰痛が悪化するリスクが高まることは、言うまでもないことですね。

最近は、包み込まれるような寝心地が好評の、低反発マットレスが人気ですが、体圧分散力や通気性に配慮していない商品も目立ちます。

これらの機能がマットレスにないと、腰痛を抱えていない人でも眠りが浅くなってしまいますので、商品選びは慎重に行ないましょう!



ウレタン素材のマットレスでしたら、穴あけ加工などで通気性を確保しているタイプがおすすめです。

カラダが冷えていなくても、腰に痛みを感じる方は、寝返りが打ちやすい高反発マットレスを試してみるのもいいですね。