コラム January 14, 2020

【今日からできる生活改善】活性酸素をためずに睡眠の質をアップ!

わたしたちの体内に存在している「活性酸素」という物質は、ウイルスや雑菌などからカラダを守る一方で、量が増えると疲労の蓄積を生み出すという特徴をもっています。
ほかにも、動脈硬化や心筋梗塞など、命に関わる病気を引き起こすこともあるんです。
でも、睡眠の質にもかかわってくる活性酸素との付き合い方を覚えれば、ワンランク上の睡眠が得られますよ。

活性酸素が増える原因は日常生活にたくさんある!

活性酸素とは、文字通り、他の物質を酸化させる酸素のことで、呼吸で取り込んだ酸素のうち、約2%がこの物質に変わります。

この量が一定に保たれていれば、心身の健康が保たれて生き生きとした生活が送れるのですが、下記のような生活習慣が要因となって、活性酸素の量は増えるという特徴もあるんです。

・紫外線を長時間浴びる
・タバコを吸う
・お酒を飲みすぎる
・ストレスをためすぎる


増えすぎた活性酸素は、正常な細胞や遺伝子を攻撃して酸化させ、冒頭でお伝えした病気以外にも、がんや肺炎、アルツハイマー型認知症など、さまざまな疾患を引き起こすと言われています。



起床時から感じる疲れも活性酸素が影響かも?

増えすぎた活性酸素が引き起こす症状で、もう1つ見逃せないのが、疲労の蓄積です。
日中の活動でたまったカラダや脳の疲れは、睡眠で休息をとることで解消されますが、活性酸素が多いとその活動が妨げられてしまい、朝起きた時から疲労を感じるようになります。

こうした生活が続くと、次第にカラダの免疫力が低下していき、時には命に関わる病気を発症するというワケなんです。

活性酸素を増やさないようにするには、禁煙とストレス解消を習慣にし、お酒は適量にとどめることが重要です。



また、ストレスをうまく解消するためにも、忙しい日々を送っている方も、寝る前に気持ちを切り替えるような行動をとってみましょう。

お気に入りのアロマをたく、ハーブティーを飲む、週に何回かカラオケに行って大声を出す、などなど・・・。
さらに、お笑いの動画を見てお腹の底から笑ったり、感動する映画を見て号泣したりするのもおススメ。
心身をリラックスモードに導く「副交感神経」がしっかりはたらき、余分な活性酸素を除去する深い睡眠が得られるようになりますよ。

活性酸素の蓄積は自覚できませんが、寝つくまで時間がかかるとか、目覚めの気分が悪いといった症状が続いたら、細胞が攻撃されていると自覚するようにしてください。

このようなお悩みがない方も、健康と美容を保つために、活性酸素をためない生活を今すぐ始めましょう!

(監修:精神科医・内科医 豊田早苗医師)