コラム February 10, 2020

「まだ使える」という考えが不眠を招く?敷き寝具の買い替え判断基準は?

みなさんは、今使っている敷き寝具の買い替え時を把握していますか?
寝心地が悪くなって体に痛みなどが出ても、機能低下が進んでいると考えることは、あまりないですよね?
さらに、寝具を使っているうちに愛着もわいてきて、寿命と分かっていても、まだ使えると考えてしまうことも・・・。

しかし、こうした考え方が、知らず知らずのうちに不眠や体調不良につながっているかもしれないのです。
そこで今回は、敷き寝具の買い替え時を、3つのパターンにわけて紹介します。
1つでも該当する項目があったら、本サイトで紹介しているGOKUMINの敷き寝具から、最適なマットレスを選んでみましょう。



パターン1.底つき感が気になり、起床時に腰や背中が痛い

敷き寝具に湿気がたまっていくと、次第に反発力や復元力が低下していき、カラダを支えられなくなります。



とくに、体重の負荷が大きくなる背中や腰は沈み込みやすく、へたって底つき感が出てくることもあるんですね。

起床時にカラダの痛みを感じるとか、寝具を押してみてはね返す力がないと気づいたら、機能が低下していると判断しましょう。

パターン2.いつも寝た気がしないと感じ、夜中に目が覚める頻度も高い

わたしたちは一晩に20回程度の寝返りを打ちますが、これは深い眠りと浅い眠りを切り替えるために必要な寝姿勢の変更なんです。
しかし、カラダが沈み込むような敷き寝具で寝ていると、寝返りが打てなくなり、それに伴って浅い眠りの割合が増えてしまいます。
こうして睡眠の質が低下すると、疲労やストレスが翌日まで持ち越されてしまい、寝た気がしないと感じるのです。

寝具の寿命が過ぎていなくても、買った時からカラダに合っていなかった可能性もあるので、寝返りが打ちやすいマットレスに買い替えることをおすすめします。



パターン3.寝具からカビなどの悪臭が発生している

寝具には汗の水分だけでなく、寝室の湿気も移ります。
こまめにケアをしなければ、カビが増殖しやすい環境になり、時間の経過とともに臭いも発生するんですね。
丸洗いできる寝具でない限り、自宅で衛生状態を取り戻すは不可能ですから、この場合も新しい寝具に買い替えるべきです。



いかがでしたか?
寝具の機能低下やニオイの問題は、慣れてしまうと当たり前と判断してしまいがちですので、本記事を読んだことをきっかけに、状態のチェックも頻繁に行なうようにしてくださいね。
こうした習慣が、快眠はもちろんのこと、みなさんとご家族の健康維持につながりますから!

(監修:精神科医・内科医 豊田早苗医師)