コラム February 19, 2020

ガムを噛む習慣で睡眠の質が上がる!中途覚醒も減って朝まで熟睡!

ストレスがたまり続けると、心身にさまざまな症状が出てきて、快眠を妨げます。
この状態が慢性化すると、脳の神経細胞にもダメージが加わり、記憶力や認知機能が低下・・・。
生活の質がどんどん低下していき、認知症を発症しやすくなります。

このような健康リスクを下げるのに効果的なのが、“ガムを噛む習慣”なのです。



噛むことでストレスも軽減される

毎日のストレス解消は、快眠はもちろんのこと、心身の健康維持に不可欠とわかっていても、仕事や家事に追われていると、なかなか行動に移せないものですよね?

時間があったとしても、気分が沈んでいると、趣味に興じるのもおっくうに感じます。
こんなお悩みを抱えている方におすすめなのが、ガムを噛む習慣です。
ガムを噛むと、ストレスを感じることで分泌されるホルモンが抑えられるうえに、記憶力などの低下も改善することがわかっています。

また、咀嚼を繰り返すことによって、白目の血流がアップするため、不眠の原因となる目の疲れや肩こり、血行不良も改善されるのです。



口の渇きもおさまって熟睡できる

ガムを噛むことの効能は、これだけではありません。
わたしたちは、食事のときの咀嚼回数が少ない傾向にあり、これが唾液の分泌を減らすのです。

そして、起床時だけでなく、睡眠中も口が渇くようになり、中途覚醒を引き起こして深い眠りを妨げます。

こうした症状も、ガムを利用して咀嚼回数を増やせば、次第に改善してゆくのです。

ガムを噛む時間の目安は、1日10分程度です。
この習慣と合わせて、食べ物を噛むときは意識して回数を増やすようにしましょう。
よく噛んで食べれば、血糖値の上昇や食べる量も抑えられるので、健康状態がどんどんアップしていきますよ!

(監修:精神科医・内科医 豊田早苗医師)