コラム January 28, 2020

【冬シーズンに改善したい朝習慣】朝ご飯にひと工夫で快眠体質に!

みなさんは、毎日、朝食を食べていますか?
睡眠不足が続いていると、起きてからしばらくは食欲がわかないため、食事をせずに家事や仕事をスタートする方が多いようですが、この習慣が不眠につながるんです。

あらためて、朝食の重要性を確認して、快眠体質を目指しましょう。
朝からしっかり食べて、夜はグッスリ眠れるようになれば、起きてすぐお腹がすくようになるという好循環が生まれますよ。



朝食を抜くと冷え性が進むワケとは?

睡眠中は心身を休息させるために、わたしたちの体温は下がります。
そして、目が覚めてから次第に温度が上がり始めて活動力がアップし、日々の生活の質が向上するのです。

この体温上昇に必要となるのが、朝食から摂取するカロリーで、熱を生成するエネルギー源となります。

しかし、朝食を抜いてしまうと熱を生み出せなくなってしまうため、体温が低い状態が続き、冷え性を招いてしまうことも。
また、寝る前は再び体温が下降して、深い眠りに誘われるのですが、日中の体温がもともと低いと温度変化が起こらず、寝つきの悪さにつながるのです。

冬場は気温も低いため、冷え性がどんどん悪化しますので、眠りについても寒くて夜中に目が覚める頻度も高まります。
このような生活が習慣になっていると、健康リスクも高まってしまいますから、すぐに改善に取り組みましょう。



起きたらすぐに白湯を飲む習慣を

朝食が快眠と健康に不可欠であることは理解できても、食欲がない状態で食べ物を口にするのは、しんどいものですよね。
そこで、みなさんにおススメしたいのが、起きたらすぐに白湯を飲む習慣です。
寝る前にお湯を沸かしてポットに入れ、枕元やベッドサイドに置いておきましょう。

朝起きたらすぐに白湯を飲むと、胃腸の活動が活発になり、朝食を受け入れる準備が始まります。
さらに、日光浴で眠気を覚ませば、空腹感が生まれてくることでしょう。
最初のうちは、果物や乳製品から摂るようにして、次第に食べる量を増やしていくといいですね。

体温上昇を促すためにも、あったかいみそ汁や野菜スープをメニューに加えてみてください。
朝食を摂るという当たり前の習慣が定着すれば、体内時計も整いやすくなるうえに、脳にも栄養補給ができますので、心身のキレも変わってくるハズですよ!

(監修:精神科医・内科医 豊田早苗医師)