コラム May 05, 2020

目覚めのコーヒーは避けるべき?代わりに飲みたいドリンクとは?

朝起きたら、まずコーヒーを飲んで頭を目覚めさせるのが習慣になっている方って、多いですよね。
しかし、寝つきが悪いとか、夜中に何度も目が覚めるといった睡眠のお悩みを抱えている方は、別のドリンクに替えてみることをおススメします。

コーヒーでカラダが冷えるメカニズム

コーヒーには脳を覚醒させるカフェインが含まれているので、目覚めのドリンクにはもってこいですよね。
しかし、トイレに行く回数が人より多い方は、見直しが必要です。

カフェインには、覚醒作用だけでなく、利尿作用もあるんですね。
排尿時は、体内の熱が尿とともに失われてしまうため、そこで体温の低下が起こるワケです。
排尿の回数が増えれば増えるほど、カラダは冷えて体温が上がらなくなります。

私たちの体温は、午前中から夕方にかけて上昇していき、それに伴って活動量や思考力もアップするので、温度が上がらないとパフォーマンスが低下してしまうのです。
さらに、慢性的な冷え性になってしまうと、快眠に不可欠な寝る前の体温低下が発生せず、寝つきが悪くなってしまうことも・・・。

交感神経を刺激する朝のハーブティー

1日にトイレに行く回数は、4~7回が目安です。
朝のコーヒー習慣がある方で、トイレに行く回数が10回ぐらいに達している方は、ハーブティーに替えてみましょう。

ハーブにはカフェインが含まれていませんし、柑橘系(オレンジピール、グレープフルーツなど)でしたら、脳の覚醒作用もあります。



また、ジンジャーやカモミールなどは、カラダを内側から温めてくれるので、冷え性の方にはピッタリです!
お気に入りのハーブをいろいろ試すのも楽しいですから、ぜひ、みなさんの“朝習慣”に取り入れてみてください。

(監修:精神科医・内科医 豊田早苗医師)