【ウレタンマットレスのケア方法】布団乾燥機の使用で眠りが浅くなる？

適度な弾力があって、包み込まれるような寝心地が得られる素材として注目を集めているウレタンマットレス。
しかし、意外と知られていないのが、湿気を飛ばすなどのケア方法。
綿わたの敷布団のように天日干しすると機能が低下してしまい、快眠どころか不眠につながることもあるんですよ！

ウレタンは熱に弱く変質しやすい

マットレスなどに使われているウレタン（軟質ウレタンフォーム）は、内部に気泡のセルが集まったクッション性の高い素材です。
空気の含有量が多いため軽量で、気泡のセルが細かいタイプだと、汗などの水分もしっかり吸収できるのが特長です。

その一方で、熱には非常に弱い性質を持ち、高温環境に置かれると素材が縮むなどの変質が発生しやすいというデメリットもあります。

それを知らずに、マットレスを天日干ししたり、布団乾燥機をかけたりすると、体圧分散や放湿機能などが低下して、寝心地の悪い状態に変わってしまうなんてことも。

ウレタンマットレスを使っていて、このような寝具ケアを日常的に行なっているという方は、今すぐ何度まで対応できる素材か、メーカーのホームページなどで確認してみましょう。

記載がない場合は、加わる温度の上限は40度程度と覚えておいてください。

三つ折りタイプのマットレスがおススメの理由

ウレタンマットレスのケアは、陰干しが基本です。
寝ている間にたまった汗の水分は、そのままの状態では放出されませんので、立てかけた状態で日陰に置くのが正しいケア法になります。

ただし、通常のマットレスでしたら、反発力があるせいで、立てかけることが難しい場合もあります。
壁によりかけるとしたら、裏面などから水分が放出しにくくなることも考えられますし、手間がかかるのもネックです。

こんな時に便利なのが、三つ折りタイプのマットレス。