コラム October 30, 2020

疲れの正体は乳酸ではない?疲労回復に必要なのは“質の高い睡眠”

昔から疲労の原因は乳酸の蓄積であると言われてきましたが、実はこれ、間違いだということをご存じですか?
カラダのだるさなどを引き起こすのは、細胞の老化も促す「活性酸素」です。

疲労の蓄積を放置しておくと、美容面に悪影響が及びますし、健康リスクも高まってしまいますから、本記事を参考に正しい対策法を身につけましょう。

乳酸は疲労物質ではなくエネルギー源

日々の食事に含まれる糖質は、生命活動に不可欠な栄養素です。
糖質は体内で分解されるときに、「乳酸」という有機化合物を生成し、この物質が体内に蓄積すると、疲れが発生すると医学界でも考えられていました。

しかし、近年の研究で
「乳酸は糖質と同じく、カラダのエネルギー源である」
「疲労を引き起こすのは、“活性酸素”という物質である」
という事実が明らかになったのです。

活性酸素には、体外から侵入してくるウイルスを死滅させるなど、生命を守るための重要な役割もあるのですが、量が増えてしまうと細胞にダメージを与えてしまうという性質も持っています。

この有害物質を排除するために必要なのが、「質の高い睡眠」なんです。

毎日深い眠りが得られれば、寝ている間に余分な活性酸素は排出され、疲労を感じにくい体質になり、健康維持にもつながります。

寝具環境の改善が質の高い睡眠への第一歩

わたしたちの睡眠は、深い眠り(ノンレム睡眠)と浅い眠り(レム睡眠)を繰り返しています。
このリズムがしっかり守られており、深度が高いノンレム睡眠がとれていれば、睡眠の質が高いと言えるんですね。

その目安となるのが、下記に挙げる3つの状態です。
1.起床時に心身がスッキリしている
2.生活に支障が出るような眠気が、日中に発生しない
3.夜の寝つきがよい

1つでも当てはまらない項目があったら、まずは、寝具の状態を見直してみましょう。
とくに重視したいのは、マットレスなど敷寝具の通気性や反発力です。
湿気がこもった寝具で寝ていると、寝ている間にかく汗の量が増えて、眠りが浅くなってしまいます。

また、生地を手で押した後、形状が元に戻らなくなっていたら、カラダを支えるための反発力が低下している可能性があるんですね。
陰干しなどのケアを施したにも関わらず、状態に変化が見られない場合は、疲労回復を進めて健康を維持するためにも、新しい寝具への買い替えを検討してみて下さい。

GOKUMINでは、通気性にすぐれており、反発力を自分好みに変えられる「エアブリッドマットレス」を販売しています。
慢性的な疲れを感じている方はもちろんのこと、上質な睡眠を得たいと考えている方も、ぜひ、チェックしてみてください。