コラム November 27, 2020

あなたも今週末にチャレンジ!“スマホ断食”で脳の疲れをリフレッシュ!

生活を飛躍的に便利にする一方で、睡眠に悪影響を与えるグッズも増えています。
その代表格として挙げられるのが、スマートフォンです。

毎日長時間使用することで、目や脳などにダメージが蓄積し、眠りの質だけでなく、生活の質も低下しているかもしれませんよ。

寝る前までスマホを操作すると老化が進む!

スマートフォンの画面から照射されるブルーライトは、交感神経を活性化させて眠気を奪います。
布団に入ってからもSNSを見るのが日常化していると、深い眠りがとれなくなって、疲労やストレスが抜けなくなる可能性があるんです。

さらに、睡眠中に分泌量が高まる成長ホルモンには、ダメージを受けた肌細胞を修復し、新陳代謝を活性化させる働きがあるのですが、この“睡眠美容”もブルーライトが妨げます。

つまり、スマートフォンを使う時間が長くなればなるほど、肌はもちろんのこと、細胞全体の老化が進むことにつながるんです。

休日は脳も徹底的に休ませる

スマートフォンを長時間使うことのデメリットは、日常生活の活動力にも及びます。
脳が常に情報を得る状態が続くと、当然、疲労も蓄積していくんですね。

集中力や判断力、やる気などが慢性的に低下している方は、この情報過多の状態が続いているかもしれません。

このような症状を改善するためにも、平日は仕事や家事が多いので仕方ないですが、週末はスマートフォンを極限まで使わない“スマホ断食”をしてみましょう。
仕事のメールはもちろんのこと、友人との連絡は電話に限定する。
さらに、脳の休息が進むようにヨガや瞑想をしてみたり、積極的に外出して太陽光を浴びながら外の刺激を受けたりするのもいいですね。

スマートフォンを使わない生活は、いざ実践してみると違和感を覚え落ち着かないかもしれませんが、慣れると脳の疲れがどんどん抜けていくことを実感できます。
平日の行動力と睡眠力をアップさせるためにも、今週末からスマホ断食を習慣にしてみませんか?

(監修:精神科医・内科医 豊田早苗医師)