コラム July 27, 2021

寝る前でも飲める!夏の快眠ドリンクそして常備したい"水出し緑茶"とは?

気温が高くなると汗をかく量も多くなるため、必然的に水分摂取量が増えます。
しかも、冷たいドリンクを飲むようになるため、カラダが冷えて自律神経のはたらきが乱れ、睡眠に悪影響が及ぶことも。
こうしたトラブルを避け、夏でも心身の健康を維持するのに役立つのが、水出し緑茶なんです。

水出しにすればカフェインが抑えられる

緑茶はホットで飲むものというイメージが強いですが、実は水出しでも非常においしく、暑くてジメジメした夏にはぴったりのドリンクと言えるんです。
気になるのは、コーヒーと同じように睡眠の妨げとなるカフェインが含まれていることですが、水出しで緑茶を作るとこの成分の抽出量はかなり抑えられます。

さらに、免疫力向上をサポートする「エピガロカテキン」が、水出しすることで増量されるので、夏バテ防止にもひと役買うんです。
ちなみに、20度の水で1時間程度かけて水出しすると、緑茶の免疫アップパワーはさらに高まります。
常温で飲んでも水出し緑茶はとてもおいしいので、この夏の定番ドリンクにしてみてはいかがでしょうか?

快眠もサポートする水出し緑茶

最近、睡眠の悩みを抱えている方が増えていることを受けて、各社からさまざまなタイプの睡眠サプリが発売されています。
睡眠サプリの成分も多種多様ですが、多くの商品に含まれているのが「テアニン(L-テアニン)」というアミノ酸です。
テアニンには、心身をリラックスさせて寝つきの良さをサポートするパワーがあります。
また、眠りが深くなって疲労回復を促す効果があることもわかっているんです。
この快眠成分も、水出し緑茶にたくさん含まれています。
眠りのお悩みを抱えている方は、サプリを利用する前に、今回ご紹介した水出し緑茶を常飲してみてください。
薬のように即効性はありませんが、水出し緑茶から継続してテアニンをとることで、先ほどお話ししたように免疫力アップも期待できるなど、さまざまなメリットが得られることでしょう。

(監修:精神科医・内科医 豊田早苗医師)