コラム January 05, 2022

【睡眠美容の非常識】"お肌のゴールデンタイム"は存在しない!?

今年の冬は例年より寒くて乾燥もひどいので、肌コンディションの低下に悩んでいる方が多いのではないでしょうか?
このような環境悪化の中、みずみずしい若見え肌をキープするには、スキンケアを徹底するだけではなく、睡眠を見直すことも必要です。
みなさんは正しい"睡眠美容"を実践していますか?

今でも広がっている美容の非常識とは?

わたしたちのお肌は、周期的に古い細胞と新しい細胞が入れ替わっていて、ダメージの修復やコラーゲンの生成なども毎日行われています。
この活動が活発になるのが睡眠中で、成長ホルモンの分泌量が高まってアンチエイジングが進むんですね。
このホルモンの分泌は、昔から午後10時~午前2時(お肌のゴールデンタイム)に活性化するというのが常識で、この時間帯に睡眠をとることが重要と、著名な美容家もテレビなどで解説することがあります。

しかし、近年の皮膚科学の研究において、寝る時間帯と成長ホルモンの分泌量に関連性はないとわかりました。
重要なのは、眠りについてから3時間の睡眠を深くすることです。
眠りの深度が高くなればなるほどホルモンの分泌量は増え、冬の乾燥肌をものともしないキレイなお肌が手に入るんです!
まずは、この睡眠美容の常識を覚えておきましょう。

深い眠りを得るための3条件

アンチエイジングが進む深い眠りを得るには、寝る前の習慣改善と自律神経を整えること、そして快眠をサポートする寝具の利用が重要です。

(1)寝る前の行動
光の刺激は脳を活性化して眠りを浅くしますので、夕方過ぎから室内の照明を暗くしましょう。
同じく、熱の刺激も睡眠に悪影響を及ぼしますので、入浴は布団に入る2時間前に。
39~40度ぐらいのお湯に浸かると、カラダの内部の体温(深部体温)が寝るまでの間に急激に低下しますので、寝付きが良くなって深度の高い睡眠がとれますよ。

(2)自律神経の切り替え
夜は心身を休息モードに導く副交感神経が優位になります。
このカラダのはたらきを促すために、布団に入る前にハーブティーを飲んだり、お好みのアロマを焚いたりして、リラックスタイムを過ごすようにしてください。
その際、お腹の底から息を吐きだして深呼吸をすれば、副交感神経が働きやすくなります。

(3)快眠をサポートする寝具
まずは、高さが調整できる枕と、反発力を調整できるマットレスを用意しましょう。
枕が首に合わなくて、カラダが沈み込みすぎるようなマットレスで寝ていると、寝苦しさで目が覚めてしまい成長ホルモンの分泌量が減ってしまいます。
GOKUMINでは、14パターンの高さ調整ができる「グランピロー」や、中材を入れ替えることで最適な反発力に調整できるマットレスを多数用意していますので、オンラインショップでお気に入りの逸品を見つけてみてください。