コラム December 23, 2018

冬になると暑さで夜中に目が覚める!寝具の機能低下と布団の重みが原因?

寒い冬のシーズンは、布団に入る時は寒くても、次第に体温で寝具内が温まってヌクヌクになっていきます。 しかし、寝具の機能が低下していると、夜中に暑苦しくなって目が覚めることも。 このような中途覚醒が発生すると、疲れを回復させるための深い眠りが得られなくなりますから、すぐに寝具の状態を確認しましょう。

布団が湿気を帯びてヒンヤリしていませんか?

わたしたちが寝ている間にかく汗の70%は、マットレスや敷布団などの敷き寝具に浸みこんでいきます。 この水分を空気中に放湿する機能は、寝具を使っているうちに次第に低下していくのです。 この状態に気が付かないで寝ていると、寝るたびに汗の水分がたまっていくだけでなく、体温で温まった湿気が水蒸気になって、カラダにまとわりつくなんてことも・・・。 さらに、水蒸気が蒸発する時に、カラダの熱を奪っていきますから、眠りが浅くなるだけでなく、カラダの冷えまで引き起こしてしまうんです。 温活を続けているにも関わらず、症状が改善するどころか、冷えがさらにひどくなっているという方は、寝具の湿気をチェックしてみてください。 陰干しなどのケアをしても、寝具がジメジメしているようでしたら、快眠と冷えの改善のために、新しい寝具に買い替えるべきですね。

重い布団をかけることのデメリットは?

冬の夜に暑苦しくて目が覚めるもう1つの原因は、“布団のかけすぎ”です。 毛布や掛布団など何枚もの寝具を使っていると、その重みで寝返りが打てなくなります。 すると、カラダの一部に圧力と熱がこもって、そこに汗が集中。 しびれも感じることから、夜中に目が覚める頻度が高くなってしまうのです。 睡眠中の寝具は、温度が33度前後、湿度が50%前後に保たれるのが理想。 もし、高温・多湿の環境になっていたら、掛布団の枚数と素材を見直ししてください。 タオルケットと羽毛布団という軽い寝具の組み合わせでも、保温性がかなり高まって、朝までグッスリ眠れますよ。