コラム January 29, 2019

【腰痛対策は睡眠の改善から】寝姿勢の注意点と見直すべき寝具の機能

朝起きたら腰が痛くて、ベッドから起き上がれないぐらいになる・・・。 寒さで筋肉が緊張しやすくなる冬の季節は、このような症状が増えますね。 もし、起床時に腰痛が激しくなるようでしたら、寝る時の姿勢と寝具にも痛みを増加させる原因があるかもしれません!

楽な姿勢が腰痛悪化につながる?

わたしたちは寝る時、無意識で寝心地がいいと感じる寝姿勢をとったり、寝具をサポーター代わりに使ったりすることがあります。 その代表格として挙げられるのが、うつぶせ寝です。 うつぶせ寝には、気道を確保して呼吸を楽にし、いびきを防ぐというメリットがあるのですが、腰の骨が反り返るようになってしまうため、筋肉にストレスがかかって朝起きた時の腰痛につながるんです。 また、寝る時に腰痛を感じる方は、痛みを和らげるためにクッションを腰に敷くこともありますよね? しかし、一時的に痛みが楽になっても、こちらも寝ている間に体圧のかかり方が偏ってしまうため、朝になると症状が悪化していることが多いのです。

腰痛を防ぐ寝具のチェックポイントは?

寝ている間にひどくなる腰痛の原因は、寝具にも存在します。 ケースとして一番多いのが、敷き寝具の体圧分散力がないために、腰が沈んだ状態になること。 腰には全体重の44%もの重さがかかりますので、沈み込みが発生するとこの負荷がさらに大きくなってしまうのです。 ほかにも、マットレスなどの通気性が低下すると、布団の中の湿度が上がってカラダに汗の水分がまとわりつき、気化熱の影響でカラダが冷えることも痛みを悪化させます 寝具は1日6~7時間使うものですから、腰痛に悩まされている方はマットレスなどの敷き寝具の機能を見直すべきです。 腰の沈み込みを防ぐには、反発力が高いマットレスを使うのがおすすめ。 カラダの重さをしっかり支え、寝返りもしやすいタイプのマットレスでしたら、寝ている間に発生する腰のストレスは、かなり軽減されますよ。 もちろん、通気性がよいということも、腰の痛みを緩和するためだけでなく、快眠にも不可欠の条件です。 寝具のへたりが目立つとか、寿命が過ぎた状態で使っているという方は、腰痛がさらにひどくなる前に、最適なマットレスを手に入れてくださいね。