コラム May 08, 2019

今年の夏も熱くなる!気温が低い今からすべき熱中症対策とは?

暑くなると増える熱中症は、気温が高くなる6月ごろから増加します。
命にもかかわる恐ろしい症状を防ぐには、こまめな水分補給が不可欠ですが、もう1つ、 重要なポイントがあるんです。
それは、“快眠体質”を身につけること。
睡眠環境を見直して、熱中症になりにくい体作りを、今から始めませんか? shutterstock_539919946

熱中症のメカニズムをおさらい

気温が高くなる季節になると、テレビでも盛んに熱中症予防を呼びかけていますよね。 それにもかかわらず、毎年多くの方がこの症状にかかり、命を落とす方が後を絶ちません 。
これは、熱中症と気がついた時には、すでに体内の体温調整機能がおかしくなっていて、 脱水症状が進んでいるからなんです。 体温が上がれば、カラダは汗をかいて温度を下げようとしますが、この機能がはたらかな くなって重症化すると、死に至ることも・・・。 こうした深刻なトラブルを避けるためにも、こまめに水分補給をすると同時に、エアコン などを利用して体温を適切に保つ必要があるんです。 さらに重要なのは、日常的に自律神経をケアすることです。 shutterstock_576832360

自律神経ケアの基本は「熟睡すること」

生命活動をコントロールする自律神経は、体温調整も司っています。 寒ければ血管を収縮させて、体温が体外に逃げるのを防ぎ、逆に、暑い環境下では発汗を 促し、気化熱でカラダをクールダウンさせるのです。 しかし、自律神経が普段から乱れていたのでは、この体温調整がうまくできなくなります 。
そこで必要になるのが、睡眠不足を避けることと、熟睡する習慣です。 毎日7時間前後の睡眠時間を確保して、深い眠りを得ることができれば、日中の活動で疲 れた自律神経の修復が進み、体温調整機能も正常に戻ります。 こうした質の高い睡眠を得るためには、快眠環境をつくりだす寝具を使う必要があるんで す。 通気性が低下していたら、寝ている間に布団の中の湿度と温度が上がり、寝苦しさを感じ て眠りが浅くなります。
また、反発力が低下していたら寝返りが打ちにくくなりますので、カラダの一部に圧力が 集中して痛みやしびれを感じ、中途覚醒することも。 shutterstock_530558158 このような質の悪い睡眠を改善するには、通気性と反発力に優れたマットレスを使うのが 一番です。
体圧を適切に分散する高反発マットレスでしたら、正しい寝姿勢が確保できるうえに、寝 心地のよさもあいまって、寝つきが良くなることも期待できます。 寝具の機能低下は、知らず知らずのうちに進みますし、使うたびに疲労やストレスが増大 しているケースも少なくありません。 寝具環境を改善して自律神経のケアを徹底すれば、熱中症に強い体質づくりにつながりま すし、日中の行動力や思考力もアップして、生活の質まで高まります。
夏本番を向かえる前に、みなさんも今使っている寝具を見直して、快眠環境を整えてみま せんか?