コラム May 09, 2019

いびきは重病リスクを劇的に上げる!今日からできる予防対策は?

日本人の約7割は、いびきをかくといわれています。 このデータを知れば、誰もがかくものだから仕方ないと軽視してしまいがちですが、たか がいびきと侮ってはいけません!
睡眠が浅くなるだけでなく、死につながる病気を招くこともあるんですよ。 shutterstock_605967782

まずはアプリでいびきの状態チェックを!

布団に仰向けになると、重力の影響でわたしたちの舌は沈みこみ、根っこの部分が空気の 通り道である気道をふさぎます。 呼吸のたびに空気は狭まった気道を通過するため、この器官が振動して轟音が発生するの です。
これが、いびきのメカニズムで、太っていたり、口呼吸がクセになっていたりする方に多 くみられます。 いびきをかいている間は、本来は鎮まっているはずの自律神経(交感神経)が活性化して 、脳の疲労回復を妨げるんです。 さらに、カラダに必要な酸素が十分に取り込めないため、脳は酸欠状態に。 肺活量が少ない女性は、さらに大きなダメージを受けるようになります。 shutterstock_1081461692 家族と一緒に寝ている方は、いびきをかいているか否か指摘もらえますが、1人で寝てい る方は判断が難しいところです。
そこでおすすめしたいのが、スマートフォン用のいびきアプリ。 寝ている間の音を録音できますので、音量やいびきをかいている時間まで正確に把握でき ますよ。

日常生活に支障が出ている方は病院へ!

自分がいびきをかいていると分かったら、まず、枕を見直してください。
高さが合わない枕を使っていると、気道がさらに狭まって、いびきをかく頻度が高くなっ てしまいます。 とくに、低い枕を使っている方は要注意です。 寝心地がいいのはもちろんのこと、首の骨のカーブをしっかり支え、適度な反発力がある 枕に買い替えてみてください。
最近、注目が高まっている「ファイバーボール」という素材を使った枕でしたら、羽毛の ような弾力性と反発力で、快眠に誘ってくれますよ。 shutterstock_273991385 また、いびきのレベルがあまりにも高く、昼間に強い眠気を感じたり、思考力が著しく低 下したりする方は、すぐに呼吸器科や耳鼻咽喉科を受診しましょう。
脳梗塞や心臓病など、命を奪う病気の発症リスクが高まっているかもしれませんから、早 期に治療して健康生活を取り戻しましょう!