コラム July 16, 2019

【夏のお手軽快眠対策】保冷材ではなくタオルで頭部を冷やして快眠に!

夏の暑い夜に使うことが多い、保冷剤が入った枕。
頭を乗せるとヒンヤリ気持ちがよく、心地よい眠りに誘われますが、実は眠りが浅くなる 可能性があること、みなさんはご存じですか?

頭部の温度を下げるのが快眠の条件

睡眠という休息活動は、臓器や筋肉だけでなく、脳の疲労回復も進めるために行なわれま す。
1日中フル回転で頭を働かせていると、脳内にアミロイドベータという物質がたまり、疲 れを感じさせるのです。 この物質を睡眠中にしっかり排出できないと、次第に脳の機能が衰えていき、アルツハイ マー型認知症を引き起こすことも・・・。 shutterstock_294471983 そのためにも、まずは布団に入ったらすぐ眠れるように、頭部の温度を下げる必要がある んですね。
そこで役立つのが、保冷剤入りの枕。
風邪を引いた時によく使うグッズですが、温度や湿度が高い夏の夜にも、瞬時に頭部を冷 やせるので、重宝しますね。
しかし、この手のグッズは、時間が経つと熱を吸収する機能が失われるだけでなく、発汗 で発生した水分が頭皮との間にたまってしまうため、寝苦しさで眠りが浅くなってしまう んです。 shutterstock_342869834

冷やした枕で頭をあてれば快眠に!

そこでおすすめしたいのが、冷凍庫で冷やしたタオルの使用です。
水分を含ませない状態でタオルを冷凍庫に入れておき、それを寝る前に枕カバーの上に敷 きます。 すると、後頭部が冷やされて脳が休息モードに入り、眠りについた後に汗をかいても、布 地がしっかり水分を吸収してくれるため、深い睡眠の妨げになることもないのです。
気温が高い日は、冷凍庫で冷やすタオルを2枚にして、1枚は布団に入る15分ぐらい前から 、頭に巻いておきましょう。 心身のリラックスが進み、寝つきがよくなるだけでなく、脳の疲労回復が進む理想的な深 い眠りが得られますよ。