コラム June 10, 2019

夏の快眠は枕から!頭部にも適度な反発力が必要な理由とは?

みなさんが今使っている枕は、頭を乗せるとどのような状態になっていますか?
もし、沈み込みが激しくなってしまうようでしたら、新しい枕への買い替えをおすすめし ます。 布団に入った瞬間は、心地よさに包まれていても、寝ている間に寝苦しさを感じて、深い 眠りが得られていないかもしれません。 shutterstock_1044723601 (3)

頭部の重さが首や肩にもかかると不眠に?

わたしたちの頭の重さは、体重の約10%もありますので、60キロの方でしたら、6キロも の重量になります。 枕に頭を乗せると、この圧力が後頭部にかかるのですが、沈み込みが激しい枕を使ってい ると、首や肩にも余分な力が加わり、これが起床時の痛みにつながるんです。
また、わたしたちは寝ている間、1晩で20回ほどの寝返りを打って、頭部の一部に圧力が 加わることを防いでいるのですが、へたった枕だと寝姿勢を変えることができず、血行不 良を招いて慢性的な頭痛を引き起こすことも。
購入してから何年も経っている枕を使っている方は、すでに寿命が過ぎている可能性が高 いので、睡眠の質を上げるために、すぐに新しい枕に買い替えるべきですね。 また、買ってから1~2年しか経っていない枕でも、こまめなケアをしなければ、機能は一 気に低下して快眠を妨げます。 陰干しなどをしたにも関わらず、枕の状態が変わらない場合も、枕の買い替えを検討しま しょう。 shutterstock_1050985766

枕の機能で重視すべきポイントは?

寝ている間にかく汗は、少ない方でもコップ1杯分(200ml)と言われています。
これは背中やワキだけでなく、頭部からの発汗も含まれますので、枕を選ぶ時は吸・放湿 性が高く、通気性がよい素材が使われているタイプを選ぶのが基本。 さらに、頭を乗せた時に圧力を適度に分散させるための”反発力“があることも、快眠に 不可欠な機能です。
首や肩に負担をかけず、頭部への圧力集中が避けられれば、寝返りもしやすくなりますし 、脳へのス shutterstock_321764009