コラム June 11, 2019

【夏になると夜中にトイレで目が覚める】当たり前の習慣が快眠の妨げに?

普段は朝までグッスリ眠れるのに、夏になるとトイレに行きたくなって何度も目が覚める 。 こんなお悩みを抱えている方は、日中に飲んでいるドリンクの種類と温度を見直せば、快 眠を取り戻せるかもしれません。

カフェインの作用は脳の覚醒だけではない

コーヒー好きの方は、起きたらまずコーヒーで目覚め、日中も家事や仕事の合間に、2杯 、3杯と飲んでいることでしょう。
さらに、寝る前のリラックスタイムにも、コーヒーでほっと一息ついているのでは? shutterstock_87855436 (1) コーヒーには脳を覚醒させる作用がありますので、寝る前に飲むのはおすすめできません が、寝つきに問題がない方は、さほど気にする必要はないでしょう。
しかし、コーヒーだけでなく、紅茶や緑茶に含まれるカフェインには、利尿作用もあるこ とを忘れてはいけません。 カフェインを摂取すると、膀胱にさほど尿がたまっていなくても、トイレに行きたくなり ます。
これは、無意識になる睡眠中にも当てはまることです。 毎晩のようにトイレに行きたくなって目が覚める方は、昼以降はノンカフェインドリンク を飲むようにするといいですよ。

寝る前の水分補給は冷水ではなくお湯で

カフェインと同様、寝ている時の尿意につながるのが、冷たいドリンクです。
寝る前はコップ1杯ぐらいの水を飲んで、カラダの睡眠不足を防ぐことが不可欠ですが、 この時に冷たいドリンクを飲んでしまうと、膀胱が冷えて尿意を感じやすくなります。 トイレで起きる頻度が高くなれば、深い眠りより浅い眠りの割合が増えて、疲労回復が進 まなくなるのです。 shutterstock_120058549 これが、朝起きた時に感じる「寝た気がしない」という不快感につながります。
眠りが浅いと、カラダの抵抗力が低下してスタミナ不足に陥り、病気リスクが高まります から、寝る前は冷ましながら飲めるぐらいのお湯を摂取するようにしてください。
カラダが温まることで、寝つきをよくする副交感神経もはたらきますから、夏の暑い夜で も習慣にしましょう!