コラム September 02, 2019

【人気の睡眠サプリに含まれている注目成分】食品からも摂取可能?

寝つきが悪い、朝の目覚めが悪いといった眠りのお悩みを抱えている人に人気なのが、睡眠サプリです。

睡眠薬のように副作用の心配が少なく、通販やドラッグストアなどで手軽に購入できるとあって、若い人からシニアの方まで、幅広い層から支持されています。

しかし、わざわざ高価な睡眠サプリを買わなくても、普段の食事や飲料から快眠をサポートする成分は摂取できるんですよ!

冬は鍋でグリシンをたっぷり摂取

睡眠サプリに含まれている成分は、実にさまざまで、飲みやすいように味にも工夫が施されています。

健康ブームも後押しとなって、わたしたちはサプリで睡眠も改善できると思いがちですが、質の高い睡眠を得るのに必要なのは、規則正しい生活習慣と食事から摂る栄養です。

睡眠サプリに含まれている成分も、ほとんどが普段食べる食事から摂取できますので、本記事を参考に食事メニューを工夫してみませんか?

寝つきをよくするグリシンは魚介類に多い

まずは、睡眠サプリに含まれている成分で、一番有名なグリシン。

エビやカキ、ホタテなどにたくさん含まれているので、この季節なら海鮮鍋にするのがいいでしょう。

スープのベースにしょうがを使えば、カラダが内側からポカポカになりますので、寒い夜にはぴったりのごちそうです。

水出し緑茶で抽出されるテアニンは寝る前に摂取

緑茶に含まれるテアニンは、ほとんどの睡眠サプリに含まれています。

この成分は、お茶を水出しで作るとたくさん摂取できるんです。

緑茶は、快眠の妨げとなるカフェインの含有量が高いのがネックですが、水で出すとカフェインレスの快眠ドリンクに早変わり!

常温でもおいしくいただけるので、寝る前のリラックスタイムに飲むのがおすすめです。

お酒の代わりにノンアルコールビールで快眠を!

カフェインと同じく、脳を覚醒させて寝つきを悪くさせるのがアルコールです。

しかし、ノンアルコールビールでしたら話は別。

アルコールが含まれていないだけでなく、快眠をサポートする「GABA」が豊富なので、お風呂上がりに飲むドリンクにピッタリなんです。

のど越しがよく、普通のビールと変わらない風味を持った商品もたくさん販売されているので、お酒好きの方は試してみては? 睡眠サプリを快眠に利用することは、決して間違った方法ではありません。

しかし、快眠体質をつくるのは、あくまでも食事が基本だということを忘れずに、楽しみながら日々の食事メニューを工夫しつつ、リラックスタイムに楽しめるドリンクを見つけてみてください。

このような習慣を身につければ、布団に入ったらすぐに眠りにつき、朝までぐっすり眠れる理想的な睡眠に変わっていきますよ。


(監修:精神科医・内科医 豊田早苗医師)