コラム September 05, 2019

受験生を持つ親御さん必見!昼寝習慣が成績アップにつながる?

午後の短時間睡眠をとることで仕事の効率が上がることが知られるようになったことで、IT企業を中心に昼寝の時間をとる会社が増えています。

こうした取り組みは、企業だけでなく、一部の高校でも行われていて、驚くべき効果を出しているんですよ!

昼寝習慣は夜の快眠にもつながる!

福岡県にある明善高校では、学校の昼休みの時間に昼寝をするという日課を取り入れています。

その結果、昼寝習慣を取り入れる前と比べて、センター試験受験者の点数が上がり、難関大学として知られる東京大学の合格者が激増したのです。

昼寝をすると、短時間でも心身の疲労がかなり回復し、脳の回転もよくなります。

さらに、行動力や活動量もアップするため、夜の休息時間までに適度な疲労がたまり、これが快眠につながるのです。

朝から晩まで、眠気が発生することもなく、毎日精力的に活動できているのであれば問題ありませんが、パフォーマンスが低下する時間帯が必ずあるという方は、ぜひ、昼寝習慣を取り入れてみてください。

昼寝は深い眠りにつかないのがコツ

仕事や勉強のパフォーマンスアップに有効な昼寝ですが、夜と同じような睡眠をとると、逆効果になるので注意が必要です。

まず、深い眠りに入ってしまうと、目が覚めにくくなってしまい、寝起きの気分が落ちて行動力の低下につながります。

これを防ぐために有効なのは、机に座った状態、もしくは突っ伏した姿勢で寝る方法です。

ベッドやソファーで寝てしまうと、眠りが深くなってしまうので、このような姿勢で寝るようにしましょう。 また、遅い時間の昼寝は、夜の睡眠に影響しますし、長時間眠ると疲労が回復するどころか、疲れた状態で目が覚めてしまいます。

「午後2時ごろまでに、15分程度寝る」

というのが昼寝の基本です

カラダの仕組みを考えたこのような正しい昼寝で、お子さんをサポートするのはもちろんのこと、みなさんの仕事や家事の効率アップにつなげてみてくださいね。


(監修:精神科医・内科医 豊田早苗医師)