コラム October 29, 2019

“冬季うつ”にご注意!日光浴を徹底して朝から行動的な生活を!

寒い季節になると、わけもなく気分が沈んだり、いつもより睡眠時間が長くなったりしてしまう。

さらに、集中力が低下して、仕事や家事もやる気が起こらない・・・。

このような症状に悩まされている方は、冬季うつ病にかかっているかもしれません。

日照量の低下でセロトニンの生成量が低下

わたしたちのココロをリラックスさせる物質のなかに、セロトニンという神経伝達物質があります。

この物質は、日光を浴びることで生成量が高まり、気分を安定させて健康的な生活をサポートしてくれるんですね。

しかし、秋から冬にかけては日照時間が短くなるため、必然的に体への日光の照射量も減少します。

これがきっかけとなって、体内がセロトニン不足となり、冒頭で挙げたような症状が出やすくなるのです。

日照量が多くなる春先や夏には、毎日元気に活動できることから、こうした症状は「冬季うつ病」と呼ばれています。

症状を改善するのに一番効果的なのは、言うまでもなく、日光浴の時間をほかのシーズンと同じにすることです。

このようなカラダの仕組みは誰もが持っていますので、冬季うつの症状がない方も、その予防のために今の時期は朝の日光浴の時間を長くすることを心がけてください。

冬季は朝食に大豆製品や乳製品を必ず加える

日光浴の後にも、冬季うつ病を予防・改善するのにつながる大切な行動があります。

それは、大豆製品や乳製品を使った朝食を摂ることです。

これらの食品には、セロトニンの原料となるトリプトファンというアミノ酸が豊富に含まれていて、セロトニンに変わった後、眠気を発生させる睡眠ホルモン「メラトニン」になります。

メラトニンは、寝つきの良さと深い眠りに不可欠なホルモンですから、食事からトリプトファンを積極的に摂ることで、冬季うつを防ぐとともに、快眠習慣も身につけられるんです。