コラム November 04, 2019

【日中に眠気がひどい時の対処法】コーヒーは飲み方で覚醒効果が変わる?

睡眠不足や、深い眠りが得られない状態が続くと、日中に強い睡魔が襲ってきて、ついうとうとしてしまうことが増えますよね。

これは、脳が睡眠不足でカラダが危険な状態にあることを知らせる合図なのですが、大切な会議中などは、事前に眠気を飛ばしてきたいものです。

そこで今回は、即効性のある眠気退治法を紹介していきますので、ここぞという時の対処法として覚えておいてください。

コーヒーはホットで飲むのが基本

眠気を飛ばす方法として、多くの人が取り入れているのが、カフェインがたっぷり入ったコーヒーを飲むことですが、眠気が強い時は、アイスコーヒーではなく、ホットコーヒーを飲むようにしてください。

カフェインの効き目は温度によって変わるのですが、ホットだと10分ぐらいで覚醒効果が出るものの、アイスコーヒーの場合は1時間ぐらいかかることもあるんです。

ただし、カフェインが効きにくい体質の方は、ホットコーヒーはあまりおススメできません。
人間のカラダというのは、体温が下がると眠くなるという性質がありますので、胃腸がコーヒーで温められると温度を下げようとして、眠気が冗長される可能性があるからです。
それでしたら、氷やアイスなど冷たいものを胃に入れて、急激に内臓を冷やしてみるといいですよ。
冷えた状態になると、カラダが生命維持のために体温を上げようとしますから、眠気の解消に役立つかもしれません。

眠気を抑えるツボを押してみる

指には脳を覚醒させるツボがいくつかありますので、会議中はずっと刺激し続けるのもおすすめです。
手のひらの親指と人差し指の骨が交差する部分(合谷)、中指の爪の薄皮下3ミリほどのところにある中衛を押せば、眠気が軽くなっていくことを実感できるでしょう。

時間がある方は15分ほどの昼寝を!

カフェインの摂取やツボ押しより、眠気覚ましに絶大なる効果があるのは、ズバリ昼寝です。
横にはならず、椅子に座るか机に突っ伏した状態で15分ぐらい眠ると、心身の疲労回復が驚くほど進み、仕事や家事の効率が一気に上がります。



ちなみに、仕事の生産性を上げるために、昼寝の時間を確保する会社が増えているぐらい、昼寝の効果は注目を浴びているんですよ。
眠気を我慢して、だらだら仕事をするより、短時間睡眠でシャキッと目覚めるほうが、1日の充実度に雲泥の差が出ますので、みなさんもお試しください!

(監修:精神科医・内科医 豊田早苗医師)