コラム December 19, 2019

夕方のうたた寝はNG!運動習慣を取り入れて睡眠の質を上げる!

毎日夕方になると脳の活動が鈍くなって、うたた寝をしてしまう・・・。

このような習慣がある方は、夜の睡眠の質が低下しているかもしれません。
本記事を参考にして、早急に生活を改善しましょう。

夕方のうたた寝で深部体温に影響が出る?

わたしたちのカラダは、夜になると内臓付近の体温(深部体温)を下げ、1日の疲れを解消するための睡眠活動に移る準備をします。
しかし、夕方にうたた寝をしてしまうと、この体温変化が起こりにくくなってしまうのです。
その結果、寝つきが悪いとか、夜中に何度も起きてしまうといった状態に陥り、深刻な不眠症を引き起こすことも。

「少し眠れば、この後の仕事や家事がテキパキできる」
と考えてしまいがちですが、睡眠に影響が出ると疲労が翌日まで解消されなくなり、夕方の眠気がさらに強くなるんですね。



生活に支障がでるほど日中に眠くなるのは、睡眠不足のサインです。
1日7時間程度の睡眠をとるとともに、昼寝で疲労回復を促しましょう。
昼寝は午後2時ごろまでを目安に、15分程度とるのが最適です。

横にならず、机に突っ伏した姿勢で寝れば、深い眠りに入ることがなく、夜の睡眠に影響することはありません。

夕方の運動で夜の寝つきもよくなる

夕方にうたた寝するかわりに、みなさんに取り入れていただきたいのが運動習慣です。

この時間帯は、1日で体温が一番高くなりますから、軽い有酸素運動(ウォーキングなど)をすれば、効率的に脂肪燃焼が進みます。
さらに、適度な疲労を感じていることで、寝つきがよくなるだけでなく、脳の疲労もしっかりとれる深い睡眠につながるのです。

外に出て運動する暇がないという方は、自宅で踏み台昇降運動をしてみてください。

代謝がアップして、ダイエット効果も期待できますよ!

(監修:精神科医・内科医 豊田早苗医師)