コラム February 05, 2020

キウイのパワーを再発見!夕食時に食べると快眠体質になれる!?

キウイと言えば、栄養価が豊富で、値段もお手頃なフルーツです。
とくにビタミンCが多いことで人気を集めていますが、近年の研究で、この果物が快眠にも役立つことが判明したんです!



セロトニンがリラックスを促す

仕事や人間関係のいざこざ、カラダの痛みや睡眠不足のつらさなど。
わたしたちは、常にストレスを受けながら生活していますが、この負の刺激に対応すべく、脳内物質「セロトニン」が分泌されているんです。

セロトニンには、落ち込んだ気分を回復させる、意欲を向上させる、疲労感を軽減するなど、さまざまな作用があります。

冒頭で紹介したキウイには、セロトニンの合成をサポートするパワーがあり、夕食に食べる習慣を身につけると、寝る前のリラックスが進むことが期待できるんです。
また、疲労増長や老化促進の原因となる、活性酸素を除去する成分「抗酸化物質」も豊富なので、快眠にはもってこいの食材と言えます。



食べるならどちらのキウイ?

キウイには、緑のタイプとゴールドタイプの2種類ありますね。
緑のキウイは食物繊維が、ゴールドのキウイはビタミンCが豊富というのが特徴です。

いずれも、不足しがちな栄養素ですから、交互に食べるのがいいでしょう。
このような食生活の改善と合わせて、朝と昼に適度な日光浴をするようにしてください。
これによって、セロトニンの生成がさらに促されますし、眠気を発生させる睡眠ホルモン「メラトニン」の分泌量も、正常に保たれます。

メラトニンはセロトニンを原料としてつくられますから、寝つきの悪さに悩んでいる方は、今日から“キウイの摂取&日光浴”の習慣を実践してみてはいかがですか?



(監修:精神科医・内科医 豊田早苗医師)