コラム February 15, 2020

【女性はとくに注意!】寒いのに寝汗を大量にかくのはなぜ?

寒い季節でも、寝ている間は体温を下げるために汗をかくことは、みなさんもご存知のことでしょう。
しかし、睡眠環境が悪化していたり、体調が崩れたりすると、寝苦しくて目が覚めるぐらいの発汗量になることも。

睡眠の質を低下させるこの問題、放置していたら不眠症になるリスクが高まりますので、早急に原因を探って解決しましょう。



寝具内は高温多湿の環境になりやすい

熟睡に適している寝具内の環境は、温度が33度前後、湿度は50%が目安になります。
しかし、冬の季節は掛布団を多めにかけることが多いですよね?
眠りにつくときは快適でも、次第に布団のなかに熱や湿気がこもっていき、大量発汗につながるのです。

毎晩のように夜中に目が覚めて、気が付くと汗をびっしょりかいているという方は、湿度も測れる温度計を購入して、寝具内の温度と湿度の変化をチェックしてみましょう。

あまりにも高温、多湿になっていたら、掛布団の枚数や厚さを調整してください。
また、化学繊維が素材になった毛布は、湿気を吸い取る機能が低いので、タオルケットなど上にかけるのが基本です。
掛布団の購入を考えている方は、毛布ではなく、羽毛布団を検討してみましょう。

こちらもタオルケットの上にかけるのですが、吸湿・放湿効果が高まるため、快適度がグンとアップしますよ。



自律神経やホルモンバランスの乱れも寝汗の原因に

温度や湿度を測った結果、寝具内の環境に問題がないと分かったら、カラダの不調を考えてみましょう。
ストレスがたまっている方に見られるのは、自律神経の乱れです。
わたしたちの生命活動を司る自律神経は、夜は心身の休息を促すために、副交感神経が優位になります。
しかし、不安やイライラがつのった状態で布団に入ると、交感神経が活性化して暑くもないのに発汗を促すのです。

さらに、女性の場合は、生理の前にホルモンバランスが崩れて、同じく自律神経のはたらきが乱れます。
このような症状に当てはまる場合は、夕方から脳に刺激が加わる行動は控えて、落ち着ける環境づくりを心掛けて下さい。



(自律神経を整えるための注意点)
・照明を暗くして、光の刺激を避ける(間接照明を使うのがおすすめ!)
・寝る2時間前になったら、スマートフォンなどの電子機器は使わない
・お風呂でお湯にしっかり浸かり、入浴剤やアロマでリラックスする
・冷たい飲料の摂取は避けて、ハーブティーや白湯で心身を温める
・深呼吸や腹式呼吸をした後に布団に入る
・生活音が周囲から聞こえてくる場合は、耳栓で音の刺激を遮る
自律神経が整うように生活習慣を改善したにも関わらず、症状が一向に収まらなかったら、婦人科を受診してみてください。

早期の受診が快眠につながり、生活の質が向上していきますよ。

(監修:精神科医・内科医 豊田早苗医師)