コラム March 30, 2020

【春からの快眠対策】紫外線のダメージから守るべきは肌だけではない!

春になると増える、紫外線のダメージ。
太陽光を浴びる時間が増えると肌トラブルが増えるため、UV対策が必須になります。
この有害な紫外線は、睡眠にも悪影響を与えるんですよ。

疲労の正体は活性酸素

わたしたちが毎日の活動で疲れたと感じるのは、活性酸素の影響です。
活性酸素は、もともと体内に一定量存在していて、ウイルスや雑菌などの侵入を防いでいます。
しかし、紫外線を浴びるとその量が増えていき、健康な細胞を攻撃して機能低下や老化を進めるのです。

カラダには、活性酸素除去システムが備わっていますが、その機能が追い付かなくなると組織損傷なども発生するため、疲労感をおぼえるようになります。



活性酸素の除去は、睡眠中に活性化します。
しかし、先述のようにその処理が追いつかなくなると、活性酸素の蓄積によって翌日まで疲労が持ち越され、さらに疲れがたまっていくという悪循環に。
こうなると、睡眠の質が低下していき、免疫力も低下してさまざまな病気リスクが高まるのです。

外出時はサングラスで紫外線をガード!

紫外線によるお肌へのダメージは、UVクリームなどである程度抑えられますが、太陽光が目に入ることで活性酸素は増えてしまいます。
そこで、みなさんにおススメしたいのが、サングラスの着用です。
マラソンの中継を見ると気づくと思うのですが、ランナーの多くはサングラスを着けて走っていますよね?

これは日焼け防止ではなく、活性酸素の生成によって増える疲労を抑えるためなんです。


このような習慣を日常生活で取り入れると、快眠体質になれるだけでなく、アンチエイジングが進むことも期待できます。
疲労軽減で日中の活動力が高まるだけでなく、思考力のアップにもつながりますので、ぜひ、おしゃれなサングラスを手に入れて、外出時に着用してみてください!

(監修:精神科医・内科医 豊田早苗医師)