コラム November 25, 2018

体温と睡眠の意外な関係!寝具で睡眠の質が左右される理由とは?

人間の体温は、朝起きた時は低いのですが、夕方にかけて上昇していき、夜になると再び下降します。

これは、脳やカラダの活動力をアップさせる一方で、しっかり休息もとって疲労を回復させるための、人間が持つ防御機能です。

しかし、寝具の環境低下や、間違った生活環境によって快眠が妨げられていることも?

夜は内臓のクールダウンタイム

人間の体温は、活動的になる時間帯は上昇しますが、休息の時間帯になると自然に下がってゆきます。

これは、1日の活動で蓄積した疲労やストレスを解消するためで、眠りにつくときは、内臓付近の体温(深部体温)が下がらないと、布団に入ってもなかなか眠れないという状態に陥るのです。

仕事などで頭を長時間フル回転した時、頭部を触ってみてください。

活動しすぎで、脳の熱も上がって頭が熱くなり、オーバーヒート状態になっていることもあるんですよ。

疲労回復が進む睡眠を得るには、眠りにつくときはもちろん、寝てからも適温が保たれる環境を保ち、生活習慣にも配慮することが重要なのです。

そのために不可欠なのが、通気性のよい寝具を使うこと。

布団がへたっていたら買い替えを検討すべき!

●本文

買ったばかりの寝具は、通気性もよく、汗をかいてもすぐに吸収して空気中に水分を放出してくれます。

しかし、時間が経つにつれて通気性や放湿性は低下してゆきますし、布団乾燥機や天日干しでケアしないと、湿気がこもってダニやカビの温床になることも。

もし、今使っている布団が、手で押しても形が戻らなかったり、しっとりした湿気を帯びた状態になっていたりしたら、迷わず新しいマットレスに買い替えましょう。

寝具の通気性が悪く、湿気がたまっている状態で寝ると、カラダの熱によって布団の中の温度と湿度は上昇し、カラダをクールダウンするどころではなくなってしまいます。

また、寝苦しさを感じて夜中に何度も目が覚めてしまいますから、ますます疲労が蓄積して、朝起きた時から心身がグッタリした状態になるのです。


通気性がよく、寝返りもうちやすいマットレスに替えると、驚くほど疲れがとれて、朝の目覚めが爽やかになり、仕事や家事の効率アップにもつながります。

寝具に問題ありとわかったら、放置せず、すぐに対処しましょう。

睡眠の質が向上するだけでなく、美容や健康面にもよい影響が出てきますよ。