コラム June 14, 2020

夏でも寝る前は体を冷やさないのが基本!ホットワインでリラックス!

気温が高くなると、自然と冷たい飲み物を飲む機会が多くなりますね。
しかし、カラダの冷えは自律神経の乱れにつながり、寝つきの悪さや浅い眠りを招くんです。
そこでおすすめしたいのが、寝る前のホットワイン習慣。

気分もリラックスして、睡眠の質向上につながりますよ。

ヨーロッパでは定番の快眠ドリンク

ホットワインとは、その名のとおり、ワインを温めたドリンクです。
ハチミツやシナモンなどを加えて自分好みの味にすると、おいしさが増して副交感神経が刺激され、寝つきがよくなると大評判。
ヨーロッパでは昔から、心身をポカポカにしてくれる寝る前の飲み物として、愛飲されてきたんですよ。
この季節でしたら、オレンジなどのかんきつ類を加えると、さっぱり感が加わりますね。
ただし、アルコールの入ったワインを使うのはNGです。
気分はリラックスしても、アルコールの作用で中途覚醒を起こし、朝まで眠れなくなることも・・・。
また、ワインには利尿作用もありますから、夜中にトイレに行きたくなって何度も目を覚まし、睡眠の質が低下します。

ノンアルコールワインで快眠生活を!

通常のワインは、アルコールが睡眠に及ぼす悪影響を考慮して、夕食の時間までに飲み終えるようにしてください。
今年(2020年)は外出する機会が、否応なしに減らされていますから、自宅でお酒を楽しんでストレス発散することも重要です。
ホットワインに使うのは、ノンアルコールタイプのワインです。

最近は、通常のワインとそん色ないレベルの、とってもおいしいノンアルコールワインが増えていますので、スーパーや酒屋で、お好みの1本を探してみてください。



ホットワインを飲む時は、部屋の照明を落とし、リラックス気分がさらに促されるアロマを焚いてみましょう。
さらに、ヒーリングミュージックを聴きながら目を閉じて瞑想などをすれば、1日のストレスがどんどん和らいでいくことを実感できます。
このような暮らしのひと工夫で、これから寝苦しくなる季節も、理想的な深い眠りが得られることでしょう!

(監修:精神科医・内科医 豊田早苗医師)