コラム June 18, 2020

【起床後すぐに白湯を飲む3つのメリット】冷水はなぜNG?

朝の目覚めが悪くて、午前中はカラダも頭も動かず、夜は布団に入ってもなかなか寝付けない。
こんなお悩みを抱えている方は、明日の朝から白湯を飲むようにしましょう。
起床後すぐにお湯で水分補給することは、睡眠の質向上につながりますし、健康度がアップするんですよ。

では、具体的な白湯の作用を3つ、ご紹介します!

1.水分不足に陥ったカラダを潤おす

気温が高くなるにつれて、睡眠中の発汗量はどんどん増えていきます。
それに伴って、起床時はカラダが水分不足に陥り、血液濃度が上昇して血のめぐりも悪くなっているんですね。
当然のことながら、脳の血流も悪くなって酸欠状態になるワケですから、頭がボーっとした状態が続きます。

このタイミングで水分補給すると血行が改善されて、1日の活動を始める準備に取り掛かれるというワケです。

2.体温の上昇が促される

睡眠中は臓器などを休ませるため、わたしたちの体温は低下しています。
そして、起床後から上昇に転じて心身が活動モードに入るのですが、温度が低い水を飲むと、カラダが冷えて体温が上がりにくくなってしまうのです。
その結果、日中も体温が低い状態が続いて活動量が低下し、快眠に不可欠な「寝る前の体温低下」が起こらず、寝つきが悪いなどの症状が出ます。

朝は冷たい水ではなく、白湯で水分補給と同時に、体温上昇を促してください。

3.胃腸の活動が活発になる

朝起きてすぐに白湯を飲むと、体内で「胃結腸反射」という反応が起こり、胃腸が目覚めて「ぜん動運動」が活発になり、便意が発生しやすくなります。
さらに、空腹感が発生して、体温上昇に欠かせない朝食をしっかり摂れるようになるんです。
朝からしっかり栄養補給すれば、午前中から頭がしっかり働きますし、自律神経のはたらきも正常になるというメリットもあります。

たった1杯の白湯に、これだけの健康&快眠促進パワーがあるんです。
とくに、女性は男性より冷えやすく、冷房を使うこれからの季節は、その症状がひどくなる傾向にありますから、本記事で紹介した白湯習慣を、ぜひ、実践してみてください!

(監修:精神科医・内科医 豊田早苗医師)