コラム June 26, 2020

夏の疲れに強い体を作る!ソーメンや冷やしうどんに加えたい食材3選

暑くて疲労がたまると、どうしてもサッパリした食事を多く食べるようになります。
ソーメンや冷やしうどんなどが、その最たるものですね。
しかし、おかずが少なくなると栄養不足になって、カラダの疲労回復が進みません。
そこで今回は、疲れをとると同時に快眠にもつながる、おすすめのトッピングを紹介していきます。

1.脳で抗酸化作用を発揮する「鶏肉のムネ肉」

疲労がたまると体内で活性酸素という物質がたまるのですが、良質な睡眠をとれば自然に排除されます。
しかし、眠りが浅くなりがちな夏は、活性酸素の除去が効果的に行われず、常に心身が疲れた状態に。
こうしたトラブルを解消してくれるのが、鶏のムネ肉に多く含まれている「イミダペプチド」という成分。

脳内に蓄積される抗酸化物質を効率的に除去してくれるので、疲れ知らずの体質に変わることが期待できます。
麺類のトッピングとして使うときは、ゆでた肉を割くと食べやすくなりますよ。

2.夏の美容対策にもひと役買う「トマト」

夏に色素が濃くなるトマトは、脳以外にたまる活性酸素も取り除く「リコピン」が豊富。
お肌の老化防止にもひと役買うので、アンチエイジング食材としても取り入れたいですね。
プチトマトを輪切りにしてトッピングすれば、さわやかな酸味が低下した食欲を戻してくれるでしょう。

3.酸素の供給力を高める「イワシやサバ」

生命活動に欠かせない酸素は、血液によって全身に運ばれます。
しかし、血のめぐりが悪ければ体が酸素不足の状態になり、活動力が一気に低下します。
そこで、積極的に食べたいのが、イワシやサバといった青魚。

EPAやDHAといった成分が血液をサラサラにして、冷房で血行不良になった状態を改善してくれます。
生魚を焼くのは手間がかかりますので、缶詰のイワシやサバを使うのがいいでしょう。
缶にたまった汁にも、EPAなどは豊富に含まれていますので、残さず飲み干してくださいね。

食生活を正して疲れにくいカラダを作れば、睡眠が深くなって免疫力が向上します。
本記事で紹介した食材は、麺類のトッピング以外にもこまめに摂るようにして、心身ともに健康的な生活の基盤を作り、夏を乗り越えましょう!

(監修:精神科医・内科医 豊田早苗医師)