コラム October 10, 2020

フローリングにマットレスを敷いている方必見!秋冬は睡眠環境が悪化?

ワンルームマンションなどの狭い空間に住んでいると、マットレスを敷く場所がフローリングの上になるというケースがあります。
しかし、これから気温が下がる季節は、このような状態で寝ていると、さまざまな病気リスクが高まるので要注意です!

快眠を妨げられないよう、本記事を参考に環境を改善してください。

床面30センチは快眠に不適切な状態!

わたしたちが寝る位置は、床面から30センチ以上の高さにするのが基本です。
その理由は、高さ30センチぐらいまでの空間には、常に雑菌やウイルスなどの有害物質が浮遊しているから。

こうした不純物を吸い込むと、免疫力が低下しますし、病気になるリスクが高まります。
また、この空間には冷気も流れていますから、それを吸い込むことによって気管支がダメージを受けることも考えられるのです。

さらに、アレルギー物質が体内に侵入して鼻炎が発生すると、鼻呼吸から口呼吸に変わりやすくなり、いびきの原因になることも。
いびきをかいている間は、体内が酸欠状態になって寝苦しくなり、眠りが浅くなってしまいますので、カラダへのダメージはさらに大きくなってしまうんですね。

こまめな掃除と便利グッズで快眠環境に近づける

このようなトラブルを避けるには、ベッドを購入するのがベストなのですが、スペースの問題がある場合は、高さのあるすのこやパレットを使うのがおススメです。
30センチとまではいきませんが、マットレスと合わせて10センチ以上の高さにできるので、健康リスクを低下させることができます。

また、マットレスとフローリングの床が直接接することなく、空気の通り道ができることで、カビが生えにくくなるというメリットも生まれますね。
このように、寝る位置を高くしたうえで、こまめに床掃除をするようにすれば、さらに睡眠環境は改善されます。



眠りが浅くなったり、夜中に目が覚めたりすると、疲労回復やストレス解消が進まなくなるだけでなく、免疫力も次第に低下していくのです。
冬場は、新型コロナウイルスに加えて、インフルエンザの流行も危惧されていますから、今のうちから本記事で紹介した方法で快眠環境を整えて、ウイルスや雑菌に負けない体質作りを始めましょう。

(監修:精神科医・内科医 豊田早苗医師)