コラム December 11, 2020

暖房を使う前にすべきこと!そのまま使うと睡眠環境が悪化する?

今年(2020年)は記録的な猛暑となり、エアコンの稼働時間も長かったですよね。
そして気温が下がってきたこのシーズン、今度は暖房として使うことになります。

しかし、夏シーズン以来、エアコンをそのままにしていた方は、きちんとケアしてから使う必要があります。
電源をONにしたとたん、睡眠環境が一気に悪化するかも!?

冷房を使うとエアコン内に水分がたまる

エアコンの冷房は、空気を内部で冷やすことで冷気を作っているため、内部で水分が発生します。
この水分を放置しておくと、部屋のほこりなどが付着してカビが繁殖しやすい環境になってしまうのです。

しばらく使っていなかったエアコンの電源をONにすると、悪臭が漂ってくることがありますよね?
これが、内部で発生したカビの臭いで、風に乗って部屋中に胞子が拡散。

布団の生地にも付着して、汗の水分によってカビがどんどん増殖していくというワケです。

エアコン掃除は専門業者に依頼!

冬シーズンもカビの影響を受けることなく、快適な生活と眠りを得るには、使用前の掃除が欠かせません。
ただし、ホームセンターなどで手に入るエアコン洗浄グッズを使ったセルフクリーニングは、あまりお勧めできません。

スプレータイプの洗浄グッズでしたら、水分が付着してはいけない部品にまで洗浄剤がかかる可能性があります。
また、エアコンの奥に潜むカビは、一般的な洗浄グッズでは除去するのが難しいんですね。

そこでおススメしたいのが、エアコンクリーニング専門業者の利用です。



エアコン内部の部品を正しい手順で分解して、カビだけでなく埃などの不純物も完ぺきに取り除いてくれます。
作業費用は発生しますが、快適な環境で生活し、快眠も得られることを考えれば、ぜひ、利用していただきたいサービスです。

カビはアレルギーを引き起こすだけでなく、寝具の機能低下も促しますので、今回の生地を参考に、正しいエアコンクリーニングを実践してくださいね。

(監修:精神科医・内科医 豊田早苗医師)