コラム February 16, 2021

自律神経の乱れで冷えは悪化!快眠と肌老化を守る5つの習慣とは?

気温が高くなってきたのに、いつも手足の先が冷たくなっていて、寝る時も寒いと感じる。
こうした症状が続いている方は、自律神経のはたらきが乱れて、慢性的な冷え性を引き起こしているかも?
冷えを放置しておくと、眠りの質が低下するばかりか、肌老化がどんどん進みますので、本記事を参考に生活習慣を見直しましょう!

1.朝食を必ず食べる

わたしたちの体温は、起床時からだんだん上昇していますが、その源となるのが朝食で得るエネルギーです。
しかし、忙しいからといって朝食抜きの生活が当たり前になると、日中も体温が低い状態が続き、カラダ全体に血液を運ぶパワーが低下。
お肌は栄養不足に陥り、肌トラブルが起きやすくなります。

2.水分補給はホットドリンクで

気温が上がってくると、冷たいドリンクを飲みたくなりますね。
でも、なるべくホットドリンクを飲むようにして、内臓の冷えを改善するように心がけてください。

とくに、寝る前は水分でカラダを冷やすと、自律神経の疲労が回復しにくくなりますし、夜中にトイレで目が覚める回数が増えて、睡眠の質も低下します。

3.タバコをやめる

最近は、電子タバコの利用者が増えていますが、ニコチンは血管を収縮させて冷えを悪化させます。
紙のタバコより健康リスクが低いと誤解している方も多いようですが、自律神経へのダメージは変わりませんので、禁煙を目指すべきですね。

4.運動不足を解消する

自粛生活が長引いているせいで、運動不足に陥っている方は、自宅でできる手軽な運動を毎日行なってください。
ラジオ体操や踏み台昇降運動、ヨガやストレッチなど、カンタンにできる運動でOKです。

言うまでもないことですが、運動不足が続くと血流が悪化しますから、冷えが進んで自律神経の乱れもさらに進行します。

5.寝る前に深呼吸をする

カラダが冷えていると、布団に入ってからも寒さを感じて寝つきが悪くなる傾向にあります。
そんな時は、寝る前に布団に座って、ゆっくりと息を吐いてみましょう。
ストレスで心身が緊張状態にあると、無意識のうちに呼吸が浅くなって交感神経が優位になってしまいますから、深呼吸で副交感神経優位の状態に移す必要があります。

以上、5つの冷え防止習慣を挙げてみましたが、みなさんは今の生活でいくつ実践していますか?
女性だから冷えは当たり前などと軽視せず、本記事で紹介したポイントを健康と快眠維持、そしてアンチエイジングに欠かせない行動と捉えて、症状改善を目指してくださいね。

(監修:精神科医・内科医 豊田早苗医師)