コラム June 03, 2021

【梅雨シーズンに使いたい快眠アイテム】耳栓で不快症状を軽減する方法

今年もジメジメした梅雨がやってきました。
この時期に増えるのが、テレビの健康番組などでも耳にすることが多くなった「天気痛」です。
本記事では、天気痛のメカニズムをわかりやすく解説するとともに、快眠を妨げる症状を軽減するカンタンな方法をご紹介していきます。

気圧が下がると自律神経が乱れるのはなぜ?

雨が降る前などに気圧が下がると、頭痛やめまい、古傷の痛みや気分の落ち込みが発生することがあります。
こうした症状が起きるのは、耳の奥にある「内耳」という器官が気圧の変化を感知して、脳にストレスを与えることが原因です。
脳は目から得た情報でカラダの平衡感覚を保っているのですが、内耳からは「カラダが傾いている」といった間違った情報が届くため混乱し、自律神経のはたらきを乱します。

その結果、冒頭で挙げたさまざまな不快症状が出るというワケなんですね。
これが、テレビなどでも取り上げられることが多くなった「天気痛」のメカニズムです。
根本的な治療法はないのが実状ですが、カンタンな方法で症状を和らげることはできます。
それは、耳栓の装着です。

耳栓を装着して寝ると眠りが深くなる?

先ほどもお伝えしたように、天気痛の原因となる気圧の変化を感知するのは内耳です。
耳栓を装着してしまえば、この気象変化は内耳に伝わりません。
圧迫感が少なくて、耳にダメージを与えない天気痛専用の耳栓を利用すれば、梅雨シーズンも快適に過ごせるというワケです。
さらに、睡眠中も耳栓を着けておけば、寝ている間に天候が変わっても内耳への気圧変化伝達をブロックできますし、快眠の妨げとなる騒音や一緒に寝ているパートナーのいびきもガードできるというメリットも生まれます。

このように耳栓を活用すれば、睡眠の質が上がって快眠体質が身につき、自律神経も鍛えられることが期待できるんです。
通販サイトでも、天気痛専用の耳栓はお手頃価格で購入できますので、みなさんも早速試してみてください!

(監修:精神科医・内科医 豊田早苗医師)