コラム January 08, 2022

【耳かきの常識も教えます】寝る前の耳かきで眠りが深くなるかも!?

寝る前にお茶を飲んだり、アロマを焚いたりしても気分が高ぶっていて寝つきが悪い・・・。
こんなお悩みを抱えている方は、今晩から耳かきでリラックスしてみませんか?

耳付近に集中する副交感神経のツボ

わたしたちの生命活動をコントロールする自律神経は、夜になると疲労回復を促す副交感神経が優位になります。
しかし、ストレス過多の状態になっていると脳の活性状態が収まらず、なかなか副交感神経がONにならないのです。
ストレス解消を日課にして適度な運動もしているけれど、布団に入ってから眠りにつくまで1時間近くかかってしまうという方は、今日から耳かきを試してみてください。

軽い力で触れてみるとわかると思いますが、耳は外部からの刺激に反応しやすく、気持ちいいと感じる部分が多いんですね。
これは、耳に副交感神経を刺激するツボがたくさん存在するからで、耳かきを寝る前の習慣にすると寝つきが良くなることが期待できるんです。

耳の穴に耳かきを入れるのは厳禁!

耳を刺激する場所でおススメなのは、耳の穴の入り口です。
綿棒や耳かきなどを用意して穴の入り口をやさしくこすってみてください。
ただし、綿棒や耳かきを穴の奥まで入れるのはNG。
耳の内部を傷つけてしまいますし、耳垢を鼓膜のほうまで押し込んでしまう可能性があるからです。

ちなみに、耳垢は日常の活動中に耳から出てきますので、こすり落とす必要はありません。
ほかにも、耳を引っ張る、タオルで温める、耳の裏の突起を押すなどしても副交感神経が優位になることが期待できます。
手軽にできる快眠法ですので、早速今晩から試してみてください。

(監修:精神科医・内科医 豊田早苗医師)