コラム March 22, 2022

冬こそ目覚めの良い朝を!快眠につながる朝日を浴びる習慣を再認識

年明けにやってきたコロナウイルスの第6波の影響で、再び自粛生活を強いられたわたしたち。
テレワークを再開した企業も多く、生活のリズムがまた崩れてきたとお悩みの方も多いことでしょう。
こんな時こそ、本コラムで繰り返しお伝えしている"日光浴"で快適な朝を迎え、規則正しい生活を送りませんか?

朝の日光浴の重要性をおさらい!

朝、目が覚めた時は、誰でも眠気を感じているものです。
ましてや、寒い冬は布団から出るのが億劫になりますので、二度寝してしまう方も多いことでしょう。
眠気はメラトニンというホルモンの影響で発生するのですが、この物質の分泌を止めてくれるのが太陽光なのです。
布団から出てカーテンを全開にして日光浴をすれば、カラダが目覚めてきて食欲もわいてきます。

また、眠っていた臓器も動き出すため、体内にたまった老廃物の排出も促され、お通じがくる人も多いですね。
さらに、メラトニンは日光浴で分泌が止まった後、15~16時間後に再分泌が始まって快眠に誘うといった役割も持ちます。
したがって、毎日同じ時間に起きて日光浴をすれば寝る時間も一定になり、心身共に健康的な生活を送れるというワケなんです。

朝の日光浴はダイエットもサポート

朝の日光浴効果は、まだまだあります。
それは、ダイエットサポート。
体内のメラトニン分泌量が不十分だと、睡眠中に行なわれる脂肪の分解効率が低下してしまうんです。
これは睡眠中に分泌が盛んになる成長ホルモンが影響していて、太りやすい体質になるほか、お肌のコンディションまで悪化してしまいます。

日光に対するカラダの反応は、起床後1時間のあいだが一番高いので、みなさんも改めて明日の朝から日光浴を習慣にしてください。
室内が寒くて起きられない方は、起床する1時間ぐらい前から暖房のスイッチをタイマーでONにしておきましょう。

(監修:精神科医・内科医 豊田早苗医師)