コラム May 03, 2022

【睡眠美容の常識】メラトニンの分泌を妨げない3つの習慣とは?

夜になると分泌が始まって、心身を休息状態に導くメラトニンには、老化加速の原因となる活性酸素を除去するはたらきがあります。
また、お肌の新陳代謝を進め、コラーゲンなど美容成分の生成を活性化する成長ホルモンの分泌も促すんですね。
しかし、生活習慣に問題があるとメラトニンの分泌量は減少してしまい、お肌はどんどん若さを失っていくことに・・・。
このようなトラブルを避けるためにも、本記事を参考に睡眠美容を見直してみましょう。

1.夜になっても明るい空間で生活している

メラトニンは500ルクス以上の照明が当たった状態だと、その分泌量が低下するという特徴があります。
一般的な家庭で使われている照明の明るさは、500ルックス前後になりますので、もっと照度が低い間接照明に切り替えることをおススメします。

2.布団に入ってもスマートフォンを見ている

みなさんは寝る前にスマートフォンでSNSをチェックしたり、動画を見たりしていませんか?
スマートフォンの画面から照射されるブルーライトにも、メラトニンの分泌を妨げる作用があります。
今日から布団に入る時は、スマートフォンを手が届かない場所に置くようにしてくださいね。

3.起床後に太陽光を浴びていない

メラトニンの分泌が止まるのは、起床後に太陽光を浴びたタイミングです。
それから15~16時間後、メラトニンの再分泌が始まります。
ところが、日に当たらず暗い室内で生活していると、この再分泌も鈍くなって眠気が発生するのも遅くなってしまうのです。
このようなカラダの仕組みを理解して、明日の朝からは起きてすぐカーテンを全開し、日光浴をしましょう。
いかがでしたか?
3つの習慣、すべて当てはまったという方も多いのではないでしょうか?
アンチエイジングの基本は、カラダの内側からもケアすることにあります。
メラトニンという"極上の美容液"の恩恵を受けるためにも、今日からさっそく生活習慣の改善です!

(監修:精神科医・内科医 豊田早苗医師)