コラム December 09, 2022

あなたの習慣が逆効果になるかもしれない?間違えやすい温活5選!

寒さが厳しくなってきたこの時期、毎日温活に力を入れている方も多いのでは?
SNSなどでも様々な温活が紹介されていますが、なかには逆効果になってカラダを冷やしてしまう習慣も紹介されています。
本記事で紹介する間違った温活、みなさんも行なっていませんか?

1.加熱しないショウガを摂取している

温活食材として有名なショウガは、加熱することでカラダをポカポカにする成分「ショウガオール」が生成されます。
逆に、非加熱の場合はカラダを冷やしてしまいますので、ショウガで温活するのでしたら、炒め物などに使うようにしましょう。

2.寝る時も靴下を履いている

冷えがひどくなると足先まで冷たくなってしまい、なかなか寝付けなくなりますよね?
そのため、靴下を履いて寝る方も多いようですが、睡眠中の発汗量が増えてその気化熱で体温が奪われてしまいますし、血管が締め付けられて血行不良が促されてしまうんです。
そこでおススメなのが、寝る前の足湯。
両足を10分ぐらいお湯に浸けて、ポカポカになった状態で布団に入ってみましょう。

3.朝まで電気毛布を使っている

靴下を履いて寝る時と同じように、電気毛布で一晩中布団の中を温めていると、寝具内の温度や湿度が上昇して眠りが浅くなります。
電気毛布を使う時は、1時間ぐらいでスイッチがオフになるようにして使いましょう。

4.カラダを温めるために熱いお湯に浸かる

入浴時に42度ぐらいの熱いお湯に浸かると、交感神経のはたらきが活性化して寝つきが悪くなります。
逆に、39度ぐらいのぬるま湯に15分ぐらい浸かることで、心身のリラックスを促す副交感神経が優位になるので、冬場はこの入浴法を実践してください。

5.キムチを煮込んでカラダを温める

"腸温活食材"として人気のキムチは、加熱厳禁です。
キムチに含まれる乳酸菌は熱に弱く、長時間にわたって熱を加えると死んでしまいます。
鍋などの食材として使う時は、取り皿に乗せて火を通さないで食べるようにするか、鍋用と非加熱用とに分けるようにしましょう。
以上、5つの間違った温活を紹介してきました。
どれもカンタンにできることですし、代替え案なども解説しましたので、ぜひ、今日からあなたの温活に取り入れてくださいね。

(監修:精神科医・内科医 豊田早苗医師)