コラム December 15, 2018

コーヒーで体は温まらない!寝つきが悪くなくなったら飲む量は最低限に

冬の寒い朝、カラダを温めるためにホットコーヒーを飲んでいる方って、非常に多いですよね。 しかし、コーヒーに含まれているカフェインには、快眠を妨げるさまざまな作用もあるんです。 とくに、冬の過剰摂取は要注意ですよ!

カラダが温まるのは一時的?

コーヒーに含まれているカフェインは、体内に取り込まれると脳を覚醒して、交感神経のはたらきを活発にします。 まだ心身が眠っている朝にホットコーヒーを飲めば、頭がシャキッとして行動力がアップしますので、毎日飲んでいる方も多いことでしょう。 しかし、寝つきが悪くなってきたり、夜中に何度も目が覚めたりする方は、飲む量を控えるべきです。 温かい飲料が体内に入ると、内臓の温度が上がってカラダがポカポカしてきますが、コーヒーのようなカフェイン飲料だと、カラダを冷やす作用も同時に働いてしまいます。 また、カフェインには利尿作用もありますので、トイレに行く回数が増えて、排尿のたびに体の熱が外に逃げてしまうんですね。 こうした行動を繰り返していると、次第に冷えの症状が悪化して、布団に入ってもなかなか寝付けなくなる日が増えるのです。 さらに、夜寝る前にもコーヒーを飲むと、寝ている間に尿意を感じることが多くなり、その度に目が覚めて深い眠りが中断することも。 しかも、寒いトイレに座っていればカラダが冷えてしまうので、睡眠の質はどんどん低下してしまうのです。

カフェインの覚醒作用は意外と長い?

こうしたカフェインの特徴をふまえて、冬も快眠で疲労とストレス解消を進めるためにも、コーヒーの摂取は控えるようにしましょう。 とくに、冷え症がひどいという方は、最低限にするべきです。 また、コーヒーを飲む時間にも注意しましょう。 カフェインの覚醒作用は、人によっては半日ぐらい続くこともありますから、寝つきが悪いかたは、午後になったらノンカフェイン飲料にするべきですね。 最近は、ノンカフェインタイプのコーヒーも発売されていますから、午後からはこちらを飲むようにすれば、コーヒー好きの方も満足できるのでは?