コラム February 15, 2019

【新年度を機に取り入れたい朝習慣】朝食を食べることが快眠につながる!

みなさんは毎朝、きちんと食事を摂っていますか? 睡眠不足が続いていたり、体調がすぐれなかったりすると、朝食を食べずに1日の活動を始めてしまいがちですが、実はこの習慣が不眠を招くんです。 心身の健康状態をキープするためにも、今一度、朝食の役割を再確認してみましょう。

体温が上がらないと寝つきが悪くなる

わたしたちの体温は1日中同じではなく、活動に合わせて変動しています。 日中は仕事や家事、育児などでカラダを動かしますので体温が上昇する一方で、睡眠中は脳や臓器を休めるべく、温度を低下させているんです。 しかし、体温が1日中低い状態が続くと、この体温変動が起きにくくなって、寝つきの悪さにも影響が出てきます。 朝食を抜くと、熱を作り出すエネルギーが不足しますから、低体温を招きやすくなるのです。 また、カラダが常に冷えている“冷え症”の状態にあると、自律神経のバランスが乱れて、心身をリラックス状態に導く副交感神経が、夜になっても働かなくなることも。 さらに、眠りにつくときは体温が下がることで寝つきがよくなるのですが、もともと低体温の状態にあるとこの変化が起こりにくくなり、睡眠障害の原因になります。 このようなカラダのリズムを考えると、朝食を食べない生活が心身のダメージにつながることが、よくわかりますね。

朝食に食べたい食材とは?

朝から食欲がないという方は、起きてすぐに常温の水を1杯飲んでみましょう。 胃腸が刺激されて「ぜん動運動」は始まり、次第にお腹がすいてきますよ。 また、メニューのひと工夫で、朝食が夜の快眠につながることも。 納豆や味噌などの大豆製品や、牛乳やチーズといった乳製品を摂ると、深い眠りをサポートするメラトニンの量が増えますので、眠りの質が高くなることが期待できます。 体調が悪い日は、温かい牛乳でカラダを温めつつ、シリアルやバナナなど、栄養バランスが高くて快眠にもつながる食材を食べるようにしてください。 このような食生活を習慣にすれば、次第に朝が快適になり、起きてすぐお腹がすくようになりますよ。