コラム February 24, 2019

生理前に眠くなるのはホルモンの影響!質の高い睡眠で症状が緩和する!

女性の多くが経験している生理前に発生する強い眠気は、女性ホルモンが影響しています。 日中に睡魔が襲ってくるため、集中力や判断力の低下がひどくなりますし、腰痛や肩こりに悩まされることも。 こうした症状は、睡眠の質を高めることで和らげることができるんですよ。

生理の前後で変わる女性ホルモンのはたらき

女性のカラダは毎月、エストロゲンとプロゲステロンという2つの女性ホルモンによって子宮の環境が変わり、心身のバランスも大きく変化します。 エストロゲンの分泌量が多い時期は、自律神経は安定して体調も整いやすくなる一方で、生理前にプロゲステロンの分量が多くなると、基礎体温が上がったり、ストレスで心のバランスが崩れたりするのです。 こうしたカラダの状態は、睡眠にも影響します。 わたしたちのカラダは就寝前、1日の活動でたまったカラダの疲れを回復させるために、内臓の温度(深部体温)を下げるのですが、基礎体温が高いと深部体温が下がらなくなるため、寝つきが悪くなるんですね。 さらに、自律神経の乱れによって、いつもよりイライラするとか、気分が落ち込むことが多くなるため、一時的な睡眠障害が発生することも。 このような睡眠のトラブルが頻繁に発生するため、眠りも浅くなって疲れが翌日まで残り、日中の眠気を引き起こすというワケなんです。

生理前に注意したい生活習慣のポイント

生理前に眠気が強くなる理由として、もう1つ挙げられるのが、睡眠ホルモンである「メラトニン」の過剰分泌です。 メラトニンは太陽光を浴びることで分泌が止まりますから、生理前は起床時にいつもより長めの日光浴をして、眠気をしっかり覚ましましょう。 また、少しでも深い眠りを得て、疲労回復やストレス解消を進めるためにも、寝る2時間前に入浴してみてください。 38~39度ぐらいのお湯に浸かると、深部体温が上昇するのですが、布団に入るまでの間に体温は急降下するため、この身体の変化が寝つきをサポートしてくれますよ。 さらに、カラダの一部に圧力が集中しない高反発マットレスで寝ると、深い眠りに入りやすくなり、腰痛や肩こりもかなり軽減します。 もし、今使っている敷寝具の寝心地が低下していたり、朝起きた時にカラダの痛みを感じたりしている場合は、新しいマットレスの購入を検討しましょう。 快眠をしっかりサポートするマットレスで寝れば、自律神経の乱れも抑えられて、生理に伴うさまざまな不快症状が、かなり軽くなることが期待できますよ!