コラム March 29, 2019

5月病や6月病を防ぐために!今から実践したいリラックス入浴法

3~4月は環境の変化でストレスが増加し、心身が常に緊張状態に陥ります。 しかし、5月ぐらいになると生活が落ち着いていき、気を抜いた途端、心身にさまざまな不調が発生・・・。 いわゆる、5月病の症状ですが、最近は6月病にかかる方も増えているんだとか。 このような体調不良を避けるためにも、今から対策を講じておきましょう。

5月病の原因は自律神経の乱れ

わたしたちはストレスを受けると、生命活動をコントロールする自律神経が乱れます。 自律神経は、行動力や脳のはたらきをアップさせる交感神経と、心身を休ませる副交感神経が対になっていて、昼間は交感神経が、夜間は副交感神経が優位になって健康体を保っているんです。 しかし、3月、4月は生活環境の変化だけでなく、新しい人間関係でストレスもたまることから、自律神経の切り替えがうまくできなくなり、失調しやすい状態になります。 1カ月ぐらいは気を張り続けることができるため、4月はなんとか乗り越えられるのですが、状況が落ち着いた5月に疲れがどっとでて、自律神経失調症に陥る方が急増するんです。 これが5月病の正体で、最近は1カ月遅れて6月病を発症する方も増えています。

毎日の入浴でできる自律神経ケア

自律神経は睡眠にも関わっていて、夕方過ぎから副交感神経が優位になることで眠気が発生し、交感神経は静まって心身が休息モードに入ります。 しかし、5月病になると夜になっても交感神経が活発にはたらくため、なかなか寝付けなくなるとか、夜中に何度も目が覚めるといった不眠症状が出てくるんです。 このような不調を招かないためにも、今から自律神経を毎日ケアして、ストレスに負けない体質作りを心掛けましょう。 みなさんに実践していただきたいのは、副交感神経が優位になりやすくなる入浴法です。 シャワーだけで済ませず、39度前後のお湯に15分ぐらい浸かって、カラダを芯から温めてみてください。 疲労が回復するのはもちろんのこと、ストレスによって興奮状態にある自律神経もおさまり、快眠につながります。 ただし、寝る直前の入浴は、熱の刺激で交感神経が優位になるので、布団に入る2時間前にお風呂に入るようにしてください。 このタイミングで体温が上がると、寝るまでの間に急激な体温低下が発生し、これが寝つきの良さを生み出すんです。 入浴時に好みの入浴剤やバスアロマなどを使うと、リラックスがさらに進みますから、心地よい空間と時間で自律神経を癒してあげてくださいね。