コラム March 13, 2019

血糖値が高い人は不眠になりやすい!食事のひと工夫で睡眠障害を防ぐ方法

食生活が豊かになるにつれて増えてきた糖尿病は、インスリンの分泌に異常が発生し、血液中のブドウ糖が増えて血糖値が上がり、命にかかわる大病も引き起こす恐ろしい病です。 また、血糖値が高いと、睡眠障害も引き起こしやすくなることも分かっています。 糖尿病予備軍の血糖値が高い方や、お腹がぽっこり出てきた方は、注意が必要ですよ。

血糖値の上昇は乱れた食生活だけが原因ではない?

みなさんは毎日、十分な睡眠がとれていますか? 慢性的な睡眠不足に陥っている方は、日中に強い眠気を感じたり、仕事や家事の効率が落ちたりするといった、悩ましい日々を送っているのではないでしょうか? 言うまでもありませんが、睡眠不足はカラダの免疫力を低下させ、さまざまな病気リスクを高めます。 さらに、睡眠不足に加えて、浅い眠りばかり続いてしまうと、太っていなくても血糖値が高い状態になり、いわゆる「隠れ糖尿病」になってしまうことも。 糖尿病になってしまうと、のどが渇く頻度が高くなったり、トイレに行く回数が増えたりするため、眠りはさらに浅くなります。 このような負のサイクルに陥らないためにも、1日7時間程度の睡眠時間は確保するようにしてください。 また、通気性や反発力が高いマットレスに買い替えるのも、糖尿病防止と快眠につながる1つの方法です。 寝ている間に寝具内が蒸れず、適切な体圧分散を実現するマットレスでしたら、疲労やストレスがしっかり解消されて、深い眠りが得られますよ。

ベジタブルファーストを意識した食事を

糖尿病を防ぎ、睡眠の質を高めるには、食事の工夫も不可欠です。 みなさんに実践していただきたいのは、食事の時に野菜を最初に食べるという「ベジタブルファースト」の習慣。 ご飯や麺類などの炭水化物を食べる前に、食物繊維が多い野菜を摂ると、血糖値の上昇が抑えられるんです。 また、よく噛むことも、お忘れなく。 咀嚼をしっかり行なうと、脳の満腹中枢が刺激されて食べ過ぎを防げますし、胃腸のはたらきも円滑に進み、血糖値の上昇がゆるやかになります。 会社の健康診断などで、血糖値が高いという結果が出たら、まずは、このような食事法を実践してみてください。 糖尿病の防止と快眠につながり、一石二鳥ですよ。