朝起きてすぐ日光浴をすると、すぐに目が覚めて気分もシャキッとしますよね?
これは、メラトニンという睡眠ホルモンの分泌がストップするからなんです。
さらに、日中も適度に太陽光を浴びると、メラトニンの原料となるセロトニンが作られて、心身のリラックスも進みます。
しかし、これからの季節は、日中の日光浴は少し控えないと、夜の快眠に影響することも・・・。
紫外線を浴びると増える活性酸素で老化が進む
朝の日光浴は、眠っているわたしたちの脳を覚醒し、夜の眠りに不可欠なメラトニンの生成に欠かせません。
メラトニンは分泌が止まってから14~15時間後に再分泌が始まるため、日光浴を習慣にするといつも同じ時間に眠れるようになり、体内時計が乱れにくくなるんです。
その一方で、太陽光には紫外線が含まれていますから、日光浴の時間が長くなればなるほど、カラダにさまざまな悪影響が及びます。
その代表格として挙げられるのが、活性酸素の増加です。
活性酸素は体内の正常な細胞を攻撃して老化を進めたり、がん細胞への変質を促したりすることが分かっているんです。
日中の日光浴も、セロトニンの生成に不可欠ですが、あまりにも長時間にわたって紫外線を浴びていると、活性酸素はどんどん増えていきますので、陽ざしが強い日は帽子や日傘を使って、そのダメージを軽減するようにしてくださいね。
とくに、これから夏に向かう今の時期は、紫外線の量がどんどん上昇していますので、昼間の日光浴は避けたほうが無難です。
活性酸素の影響で疲労が倍増?
紫外線を浴びることで起きる体内の変化で、もう1つ覚えておきたいのは、ビタミンCの減少です。
ストレス社会で生活していると、毎日脳に疲労物質がたまっていきます。
これを取り除いてくれるのがビタミンCなのですが、活性酸素が増えるとこの栄養素は減少してしまうので、紫外線が強い季節は眠っても脳の疲れが取れにくくなってしまうんです。
こうしたカラダの仕組みも考えて、春後半~秋前半の日光浴は、脳を目覚めさせることも兼ねて、朝に行なうようにするといいでしょう。
起きて15分ほど散歩すれば、カラダしっかり目覚めて午前中から活動量が上がりますし、胃腸の動きが活発になって、朝食がおいしく食べられるようになりますよ。